【必聴】音楽ライター・あたそが選ぶ!フジロック2018おすすめアーティスト10選

【必聴】音楽ライター・あたそが選ぶ!フジロック2018おすすめアーティスト10選
夏だ!酒だ!<フジロック・フェスティバル(以下、フジロック)>だ!ということで、今月末は待ちに待った平成最後のフジロックですね・・・!今年は、会場を苗場に移してから20回目を記念する年でもあります。<グラストンベリー・フェスティバル>から「アンフェアグランド」がやってきたり、太鼓芸能集団 鼓童の出演が決定したりと、今年も見どころ満載の思い出に残る夏になりそうです。さて、そんな記念すべき今年のフジロック。肝心のアーティストはどんな感じになっているのでしょうか?世界中から有名無名問わずに様々なジャンルのアーティストが集まり、ステージングのあまりの熱さに足を止め、見入ってしまう・・・というのもフジロックの醍醐味のひとつですよね。今回は、私あたそがオススメするアーティスト10選をご紹介していきます!

#1.The Weeknd/Kendrick Lamar – Pray For Me

まずはこちらのアーティスト、ケンドリックラマー!去年リリースされたアルバム『DAMN.』はグラミー賞で5部門を受賞したり、日本国内では総選挙で結婚宣言をした元NMB48の須藤凜々花がTシャツを着ていて話題になったりしましたね・・・懐かしい。音楽はもちろんのこと、人種差別や貧困などが交差する現代のなかで、今最も見ておいた方がいいアーティストのうちのひとりなのではないでしょうか?噂では、アジア各国から彼を観にくる人がいるとかいないとか。当日はどんなパフォーマンスをしてくれるのでしょう、一見の価値ありです。

Pray For Me

The Weeknd/Kendrick Lamar

 

#2. My Hair is Bad – 真っ赤

マイヘアーイズバッド(以下、マイヘア)って、<フジロック>の「ROOKIE A GO-GO」出身バンドなんですよ。ご存知でしたか?今年3月には日本武道館2Daysを成功させ、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの新潟県上越市出身の3人組が、満を持してのホワイトステージに登場。マイヘア、本当にいいライブするんですよね。「こりゃ売れるっすわ」って感じなんですわ。<フジロック>ってお客さんの年齢層が高めなので、30代以降の胸のうちにどんな音をぶっ刺してくれるのでしょうか。青春の甘酸っぱい思い出を噛み締めつつ、当日は涙ぐみながらステージを見てえ・・・!

真赤

My Hair is Bad

 

#3. エレファントカシマシ – 風に吹かれて(New Recording Version)

<フジロック>には絶対に出ないだろうと思っていたエレファントカシマシ(以下、エレカシ)!今年デビュー30周年を迎え、フジに出るなら今年しかないと言われていたエレカシ!いやあ、遂に来ましたね。ファンはどれだけ待ち焦がれていたんでしょう・・・!という感じだ。昨年は47都道府県ツアーのあとに紅白歌合戦出場と、なんかもうやること全部が男臭くていいんですよね。宮本さんの圧倒的なボーカルと、ストレートで叙情的なサウンドは苗場でどんな風に聴こえるんでしょうか。当日は、晴れて欲しいなあ~・・・心地のよい風が吹いていたら完璧だ!

風に吹かれて(New Recording Version)

エレファントカシマシ

 

#4. ASH – Girls From Mars

今年の5月に3年ぶりのニューアルバム『ISLANDS』をリリースしたばかりのASHが3年ぶりの出演です・・・!第9弾ラインアップが発表されたとき、思わず歓喜の声をあげてしまいそうになりました。2015年のレッドマーキーでは超満員のなか大歓声に大合唱、熱狂しまくりのライブを鮮明に覚えている方も多いのでは?毎回あんなに素晴らしい光景を見せてくれるのだから、どうしても期待値が上がってしまう・・・!20年のキャリアのなかから数々の名曲はもちろんのこと、新しいアルバムからの曲も聴くことができるのか!?必見です!

Girl From Mars

Ash

 

#5. 小袋成彬 - Selfish

2016年にリリースされた宇多田ヒカルの『Fantome』にゲストボーカルとして参加し、注目を集めた小袋成彬。今年4月にリリースされた『分離派の夏』では、満ち溢れる才能を感じさせてくれました。まあ、とんでもない天才がまだまだ日本にはわんさかいるんですね・・・まだ26歳っていうんだから、驚きです。これからどんな作品を聴かせてくれるんだろう。今、日本でもっとも注目をされているアーティストの1人といっても過言ではないでしょう。実は私、ライブを見るのが今回はじめてなのですが、どんな感じなんですかね?欲をいうのであれば、レッドマーキーではなく夕日の差し掛かるホワイトステージで見たかった・・・!

Selfish

小袋成彬

 

#6. The FEVER 333 – Triger

2018年の<フジロック>で音にボッコボコにされたいアーティストランキング第一位The FEVER 333!ハードコア、スラッシュメタル、ヒップホップのヤバい部分を全てぶち込み、話題の3人組が初来日。各メンバーともにキャリアが長いので、笑っちゃうくらいにクールなライブをしつつ、必ずフジロックをぶっ壊してくれることは確かですよね。ホワイトステージって、モッシュが起こりすぎると土が舞い上がって全体的にブラウンステージに成り果てるんですが、今回もその光景が見られそう・・・!

Trigger

FEVER 333

 

#7. MGMT - Me and Michael

5年ぶりのアルバム『Little Dark Age』をリリースし、現在ワールドツアー中のMGMTが完全復活を遂げて8年ぶりに苗場に戻ってくるぞ!サイケデリックなのにも関わらず、音のひとつひとつがキラキラしつつもどこか切なく、奇妙で耳に残るパワフルなサウンド。そう、サイケなのに。こんな唯一無二の素晴らしい音はMGMTにしか出せないでしょう。2日目のトリを飾る彼ら。2日目の<フジロック>って、フェス環境にも慣れてきたし次の日も苗場で過ごせるし、一番馬鹿になれる日じゃないですか?アルコールにも大音量の渦にも飲まれながら、3日目の分の体力も残さないくらいに汗まみれで踊り狂いたい・・・!

Me and Michael

MGMT

 

#8. CHVRCHES – Gun

来たぜ!CHVRCHES!これで「チャーチズ」って、いつまで経っても読めないですよね。何気に<フジロック>初出演。3日目ホワイトステージの大トリだ!!!CHVRCHESで<フジロック>が終わっていくの、めちゃくちゃよくないですか・・・。先日出たばかりの『Love and Dead』の評判もよく、大自然のなかでこんなどこか影のあるキラキラサウンドとローレンちゃんの色っぽい歌声が聞けるなんて、ホワイトの照明とビールが最高にマッチすること間違いないでしょう。それと、最後に。音楽は容姿じゃない。それは分かっているが言わせてくれ・・・ボーカルのローレン・メイべリーちゃん、めっちゃかわいい!!!!!

Gun

CHVRCHES

 

#9. King Gnu – Flash!!!

昨年の「ROOKIE A GO-GO」で「絶対に売れる!」と言われまくっていた(私調べ)King Gnuが再び苗場に戻ってきましたね。東京藝大出身っていうのもまじ英才教育が生み出した音楽!っていう感じだ。米津玄師の楽曲にもそりゃ参加しますよね。昨年発売された『Tokyo Rendez-Vous』は独特のセンスを持ちながらどこか哀愁漂う歌謡感が心地よいです。しかし、6月30日に公開されたばかりの新MV「Flash!!!」はまさかのキラーチューン。こんな曲もイケるんですね。どれだけの引き出しがあるんだろう・・・。これから絶対に大物バンドへと成長していく彼らを、今このタイミングで見ておくしかないのでは?

Flash!!!

King Gnu

 

#10. odol – 夜を抜ければ

odolも実は2014年の「ROOKIE A GO-GO」出身バンド。この年に出演したときは、平均年齢20歳、結成半年足らずでの出演だったんですよね。そりゃもう、フレッシュそのもの・・・と思いきや、厚みのある音に乗っかる爽やかな声、新人っぽさみたいなものを感じさせないステージが懐かしいです。そのくせ、MCはいちいち初々しくて「ああ、この子たちまだ若えんだよな」なんて思っていました。あれから4年。バンドとしてのキャリアを着実に重ねてきた彼らは、5月末にデジタルシングル『大人になって』をリリースしたばかり。確実に気合いの入りまくったステージを見せてくれるはずです。

夜を抜ければ

odol

 

いやあ、こうして今年のラインナップを見ていると、すでに最高の夏が始まった気がしてしまいますね。<フジロック>まであと数日。出演するアーティストの音楽を聴いて、ワクワクしながら毎日の暑さを乗り越えていきましょう!

 

 

Text:あたそ