【事前予習】<SONIC MANIA 2017>この10曲を抑えれば盛り上がること間違いなし!!

<サマーソニック>前夜のオールナイト・フェスとして2011年から始まった<ソニックマニア>が今年も開催されます。昨年は残念ながら中止だった<ソニックマニア>ですが、今年の出演者は復活の年にふさわしく、粒ぞろい。日英を代表するビッグ・アクトから新進気鋭の若手まで。ダンス系だけじゃなく、ロックやヒップホップまで。幅広いアーティストを取り揃えて、いろんな楽しみ方ができそうなラインナップとなっています。ここでは、今年の<ソニックマニア>をより深く堪能するために、この曲を事前にチェックしておくと盛り上がれること間違いなし!という10組・10曲を厳選して紹介します。これで予習しつつ、当日はみんなで盛り上がりましょう!

#1. Kasabian – Bless This Acid House

最初に紹介するのは、現在のイギリスを代表する大物ロック・バンド、カサビアン。今年リリースした6作目『フォー・クライング・アウト・ラウド』は、9週連続で一位を独占していたエド・シーランからUKチャート・トップの座を奪取して、確たる人気を見せつけました。その最新作に収録されているこの曲は、セットの山場で必ず演奏される重要な一曲。仲間と肩を組んで歌いたくなる明快なメロディとコーラスなので、ぜひ予習した上で大合唱の準備を!

 

Bless This Acid House

Kasabian

 

#2. Liam Gallagher – Chinatown

イギリスが世界に誇るロック・シンガー、元オアシスのリアム・ギャラガーの出演も大きな目玉。何しろ、今年に入ってソロ活動をスタートさせてから初めての来日ですからね。そんなリアムのライヴは、もちろんオアシスの数々の名曲も披露されるので非常に楽しみではあるのですが、やはりここは、ソロでの新曲に期待したいところ。このソロ・シングル第二弾は、彼らしい哀愁のメロディ満載で、一度聴けば絶対一緒に歌いたくなるはず。

 

Chinatown

Liam Gallagher

 

#3. JUSTICE – Audio, Video, Disco

今年の<ソニックマニア>はロック系とダンス系のバランスが絶妙。上の二組がロック代表なら、ダンス系を代表するのはフランスが誇るエレクトロ・デュオ、ジャスティスでしょう。今回は、2作目『オーディオ、ヴィデオ、ディスコ』のタイトル・トラックをピックアップ。「ウォーターズ・オブ・ナザレス」や「D.A.N.C.E.」といった初期の名曲と並ぶ代表曲で、セットの締め曲としてファンの間では有名。ガシガシ踊るも良し、一緒に歌うも良しの一曲。

 

#4. Orbital – Chime

もう一組、海外組でダンス系の目玉と言えるのが、オービタル。90年代から第一線で活躍し続ける、テクノ・シーンの重鎮中の重鎮です。とは言え、2000年代以降は二度の解散があり、断続的な活動をしていたわけではないので、若い人にとってはあまり馴染みがないかも。なので、ここでは彼らのデビュー曲にして代表曲である、この曲を紹介。90年代初頭のアシッド・ハウス/テクノのムーヴメントを象徴するダンス・ビートで体を揺らしましょう。

 

Chime (Live)

Orbital

 

#5. Perfume – Pick Me Up

上掲の海外組を迎える日本のビッグ・アクトと言えば、まずはPerfume。2015年に続いて、二回連続の〈ソニックマニア〉出演となりますが、昨年『COSMIC EXPLORER』ツアーを終えて以来、今年はそれほどライヴをしていないのに加えて、フェス仕様の特別セットなので、どんな曲が披露されるか予想が難しいところ。ここでは、前回の出演で冒頭に披露され、ツアー公演でもセットに入っていたテンション激上げのシングル“Pick Me Up”を取り上げておきます。

 

Pick Me Up

Perfume​​​​​​​

 

#6. 電気グルーヴ – トロピカル・ラヴ

もう一組、日本を代表するアクトと言えば電気グルーヴです。「最高傑作」の呼び声も高い最新作『TROPICAL LOVE』を今年3月にリリースしたばかりで、それに伴うツアーも大好評。<ソニックマニア>でも、ダンスと笑いに満ち溢れたステージを披露してくれるはず。中でも、最新作のタイトル・トラックは、ツアーにおけるクライマックスとなっていた、多幸感満載のダンス・ナンバー。文字通り「トロピカル」なサウンドは、真夏の夜にもピッタリ!

 

トロピカル・ラヴ / TROPICAL LOVE

電気グルーヴ​​​​​​​

 

#7. Formation – A Friend

イギリスから大物が続々参加する今回の<ソニックマニア>ですが、若手だって活きの良いバンドが一組います。南ロンドン出身の5人組、フォーメーション。今年デビュー・アルバム『ルック・アット・ザ・パワフル・ピープル』を上梓したばかりの新鋭です。この曲は、カウベルの軽快なサウンドから始まり、後半にかけて強烈な高揚感で駆け上がっていく、今年屈指のロック/ダンスのクロスオーバー・トラック。初期のカサビアンが好きだという人も要チェックです。

 

A Friend

FRMTN​​​​​​​

 

#8. Lido – Crazy

最新鋭の尖ったエレクトロニック・ミュージックを堪能したいという人におススメのアクトが、ノルウェー出身のリド。「フューチャーベース」等の名称で括られる、新興のムーヴメントを代表するプロデューサーの一人で、キャッチーな歌メロディに強烈なエフェクトをかけてダイナミックに展開していく曲調はかなり刺激的。今年全米一位を獲得したアメリカのポップ・スター、ホールジーのサウンド・プロデューサーとしても注目を集めています。

 

#9. D.A.N – SSWB

今年の<ソニックマニア>では、日本からPerfumeと電気グルーヴという超ビッグ・アクトが参加しますが、若手だって注目株揃いです。まずは、バンド編成でミニマルかつメロウなクラブ・ミュージックを鳴らすD.A.N。この曲は8分を超える最新シングルで、ミックスエンジニアにAOKI takamas、マスタリングに砂原良徳と、日本が世界に誇る才能が参加した、日本発・世界標準のドープな一曲。日本の最先端サウンドにもぜひ注目を!

 

SSWB

D.A.N.​​​​​​​

 

#10. KANDYTOWN – R.T.N

もう一組、<ソニックマニア>出演の若手で絶対に見逃せないアクトと言えば彼らでしょう。今、東京で最もクールなヒップホップ・クルーと言っても決して過言ではない、KANDYTOWN。総勢16人、各メンバーのソロ活動も活発な彼らが一堂に会するステージは、間違いなく最高のパーティー・タイムになるはず。それぞれのメンバーの個性的なフロウがマイクリレーで堪能できるこの曲は、KANDYTOWNサウンドへの入門としても最適。

 

R.T.N

KANDYTOWN​​​​​​​

 

今年の<ソニックマニア>は、例年以上にいろんな楽しみ方ができそうなラインナップ。ここに取り上げた10曲を手始めに、自分なりの楽しみ方を探してみて下さい!