【要チェック】2018年、来日アーティストまとめ!厳選の10組10曲をご紹介

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今年の冬は、ここ数年例がないほどに海外アーティストの来日公演が目白押し。今後のさらなる飛躍が期待される新人から、押しも押されもせぬ世界的な大物バンド、今なおシーンの第一線で活躍するベテランまで、数多くのアーティストが日本にやってきます。そこで、この記事では、年明けに日本でのライブを予定するアクトから10組10曲を厳選してご紹介。どれも見逃したくないんだけど、財布の中身とも相談しないといけない。そんな悩みを解決するために、このリストを参考にして下されば幸いです。
 

#1. Mura Masa – 1 Night(featuring Charli XCX)

まず年が明けてすぐに来日するのは、2017年セルフ・タイトルのデビュー・アルバムを上梓したロンドンの若き音楽プロデューサー、ムラ・マサ。2016年の〈FUJI ROCK FESTIVAL〉以来、二度目の来日で、単独では初めてとなる特別な公演となります。彼は、ディスクロージャー以降のUKハウスの流れを汲みつつ、エイサップ・ロッキーやデザイナーといったUS気鋭ラッパーもゲストに迎えたエレクトロ・ポップの新時代を切り拓く才能。この曲では、同郷のポップ・スター、チャーリーXCXをボーカルに招いて、UKの最先端をいくビートをポップへと落とし込んでいます。

1 Night (featuring Charli XCX)

Mura Masa
 

<Live Schedule>
2018/1/5 (金) 東京:恵比寿 LIQUIDROOM
 

#2. Foster The People – Loyal Like Sid & Nancy

2010年、シングル“パンプド・アップ・キックス”の特大ヒットによってメインストリームのど真ん中に躍り出たLAのインディ・ポップ・バンド、フォスター・ザ・ピープル。近年、アメリカではDNCEやウォーク・ザ・ムーンといったダンサブルなポップ・バンドが人気を博していますが、フォスターはその潮流に先駆けたオリジネイターです。最新3rd『セイクレッド・ハート・クラブ』では、トラップをはじめとする最新のダンス・ビートを取り込んで更にダンサブルに進化していました。単独では実に6年振りとなる今回の来日は、盛り上がること間違いなしでしょう!

Loyal Like Sid & Nancy

Foster The People
 

<Live Schedule>
2018/1/10(水) 東京:新木場 STUDIO COAST
2018/1/11(木) 愛知:名古屋 DIAMOND HALL
2018/1/12(金) 大阪:なんば HATCH
 

#3. Mando Diao – All the Things

世界的にガレージ・ロックのリバイバル現象が巻き起こった2000年代前半。スウェーデンから彗星のように登場し、ここ日本でも高い人気を誇っていたのがマンドゥ・ディアオです。15年近いキャリアを通して7枚のアルバムをリリースした後、2015年にフロントマンの一人だったグスタフが脱退。もう一人のボーカリスト、ビヨルンを中心とする新編成で再スタートして最新作『グッド・タイムズ』を完成させました。新体制でのライブはもちろん初。来日自体も2009年以来8年振りとなりますが、熱いロック・サウンドを響かせてくれるでしょう。

All the Things

Mando Diao
 

<Live Schedule>
2018/1/9(火) 東京:渋谷 CLUB QUATTRO 
2018/1/11(木) 愛知:名古屋 CLUB QUATTRO
2018/1/12(金) 大阪:梅田 CLUB QUATTRO
 

#4. Nothing But Thieves - Sorry

ナッシング・バット・シーヴスは、UKロックの次世代を担う逸材との呼び声高い5人組。デビュー前からアーケイド・ファイアやジェイク・バグといった大物のライブ・サポートを務めるなど、ライブでの演奏力は折り紙つき。音源リリースの面でも、2015年のデビュー作が全英7位、最新2nd『ブロークン・マシーン』は初登場2位と、着実に国民的バンドへの道を駆け上がりつつあります。静から動へとダイナミックに展開するアンサンブルと、“天使のよう”とも言われるボーカリスト、コナーの歌声こそが最大の魅力。彼らが内に秘めた巨大なスケールを、ぜひ全身で感じて下さい。

Sorry

Nothing But Thieves
 

<Live Schedule>< 2018/1/16(火) 大阪:umeda TRAD

2018/1/17(水) 東京:渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
 

#5. Fleet Foxes – Third of May/Odaigahara

フリート・フォクシーズは、5年間の活動休止を経て今年3作目『クラック・アップ』をリリースした、現在のUSインディ・シーンを代表するトップランナー。美しいボーカル・ハーモニーとアコースティック楽器の重奏で魅せる、彼らのフォーキーな音楽は、ここにきて更にプログレッシヴな高みへと突入しています。この曲は、前後半で組曲のように変化するドラマチックな構成が光る一曲。ちなみに、タイトルの「Odaigahara」とは、日本に実在する山のことで、5年前の来日で見た日本の景色からインスパイアされたもの。

Third of May / Odaigahara

Fleet Foxes
 

<Live Schedule>
2018/1/18 (木) 東京:ZEPP DiverCity Tokyo
2018/1/19 (金) 大阪:Osaka BIG CAT
 

#6. Father John Misty – Pure Comedy

そんなフリート・フォクシーズの元ドラマーだったJ・ティルマンは、バンドが前回来日した公演を最後に脱退し、後にシンガーソングライターとしてデビューしました。それが、このファーザー・ジョン・ミスティです。彼も今やUSインディ屈指の高い評価を誇るアーティストとなり、最新作『ピュア・コメディ』は全米チャート10位にランクイン。そのタイトル・トラックとなっているのがこの曲で、ピアノの弾き語りをバックにした味わい深い歌唱がオーケストラと共に熱を帯びていく、キャリア屈指の名バラードとなっています。

Pure Comedy

Father John Misty
 

<Live Schedule>
2018/2/13 (火) 大阪:Umeda CLUB QUATTRO
2018/2/15 (木) 東京:TSUTAYA O-EAST
 

#7. The Internet feat.KAYTRANDA - Girl

アメリカで今最も勢いがあるポップ・ミュージックと言えば、何といってもヒップホップやR&B等のブラック・ミュージック。彼らジ・インターネットは、そのシーンの中でも一際ユニークな磁場を作り、じわじわと人気を拡大させているグループです。2017年は、ボーカルのシドをはじめとする各メンバーのソロ活動が盛んでしたが、いよいよグループとして再集結。レコーディングが進められていると噂されてきた次作も、きっと2018年中には届けられるはずなので、新曲の披露にも大いに期待したいところ。その前に、2015年リリースの前作『イ―ゴ・デス』を聴き込んで予習しておきましょう!

Girl

The Internet feat. KAYTRANADA
 

<Live Schedule>
2018/1/24 (水) 大阪:Umeda CLUB QUATTRO
2018/1/25 (木) 東京:TSUTAYA O-EAST
 

#8. Clean Bandit – Rather Be(feat. Jess Glynne)

もう一つのポップ・ミュージック超大国イギリスでは、近年ダンス・ミュージックの人気が爆発。その潮流の一角を担う存在にして、ヴァイオリンやチェロといったクラシック楽器の演奏とダンス・ビートを融合させた、オリジナリティ溢れるポップ・サウンドを奏でているのがクリーン・バンディット。この“ラザー・ビー”は、全英一位をはじめ世界各国でヒットした彼らの代表曲です。ビートに体を委ねて踊るも良し、楽器の麗らかな響きに耳をそばだてるのも良し。それぞれの楽しみ方で堪能できるライブとなるはず。

Rather Be (feat. Jess Glynne)

Clean Bandit
 

<Live Schedule>
2018/1/17(水) 東京:ZEPP DiverCity Tokyo
2018/1/18(木) 大阪:なんば Hatch
2018/1/19(金) 神奈川:横浜BAY HALL
 

#9. Franz Ferdinand – Do You Want To(Album Version)

2004年のデビュー以降、ずっとUKインディ・シーンのトップをひた走ってきた、グラスゴーが世界に誇る大物バンド。デビューから長年メンバーだったギタリストのニックが2016年に脱退し、代わりのメンバーと新しいキーボーディストを加えた5人体制となってからは初の来日となります。それに加えて、彼らは来たる2月に5作目『オールウェイズ・アセンディング』のリリースを予定しており、アルバムに先駆けて最新モードを体感できるプレミアムな公演でもあります。この曲は言わずと知れた代表曲で、きっと今回のライブでも大合唱のピークになること間違いなし!

Do You Want To

フランツ・フェルディナンド
 

<Live Schedule>
2018/1/25(木) 東京:新木場STUDIO COAST
 

#10. Paul Weller – Woo Se Mama

最後に紹介するのは、ザ・ジャムとして1977年にデビューしてから、スタイル・カウンシル、ソロと、40年もの間英国ロック・シーンの最前線で活躍し続けてきたレジェンド。親日家としても知られるポール・ウェラーは、最新作『ア・カインド・レヴォリューション』を引っさげて3年振りに日本に帰ってきます。若造には出せない滋味溢れる演奏とモッドな感覚で魅せる彼のロックンロールは、来年60歳になるにも関わらず、いまだに若々しく瑞々しいまま。伝統と最新の両方が詰まったライブは、長年のファンだけじゃなく若い人にも新鮮な感動を届けてくれるはずです。

Woo Se Mama

Paul Weller
 

<Live Schedule>
2018/1/19(金) 大阪:なんばHatch
2018/1/20(土) 神奈川:横浜 BAY HALL
2018/1/22(月) 東京:EX THEATER ROPPONGI
2018/1/23(火) 東京:EX THEATER ROPPONGI
 

こんなにも豪華な面々が続々と日本にやって来る、2018年。楽曲を聴いてライブの現場に行って、音楽を楽しみ尽くして下さい!