ギターソロが凄すぎるハードロック/ヘヴィメタル10選


ハードロックやヘヴィメタルの華といえば、やはりギターソロです。ここで選んだ10曲は、いずれも凄まじいギターテクを楽しむことができるオススメなナンバーばかり。しかも、スピード感があって、ロックやパンクファンも楽しめる選曲を目指しました。ギタリストを目指している方にも、絶対に聴いていただきたい名曲たちです。

#1. Black Sabbath - Paranoid (2009 Remastered Version)

この曲は、ハードロック/ヘヴィメタル(以降、HR/HM)のスタンダードナンバーにして、一つの到達点です。HR/HMと聞いて、僕の頭に一番最初に思い浮かぶバンドは、やっぱりBlack Sabbath。そして、サバスといえば、トニー・アイオミ。禍々しくもキャッチーなギターリフに評価が集まるこの曲ですが、ギターソロも大きな聴きどころの一つ。一度聴いたら忘れられない、独創的でオリジナリティー溢れるメロディが光ります。アイオミの才に思わず唸らされる大名曲です。

Paranoid (2009 Remastered Version)
Black Sabbath
 

#2. オジー・オズボーン - Miracle Man

Black Sabbathのヴォーカリストとして活躍し、後に、ソロでも大成功を収めるオジー・オズボーンが放った、こちらも大名曲。オジーの人気の秘訣は、その圧倒的なカリスマ性と、常に巧いギタリストをバンドに抱えることができる人選の良さにこそあります。この曲は、凄腕プレイヤーと知られるザック・ワイルドがギターを務めていた時期のもので、彼の豪快でありながらテクニカルな超絶ギターソロを存分に味わうことができます。

Miracle Man
Ozzy Osbourne
 

#3. Iron Maiden - 2 Minutes To Midnight (1998 Remastered Version)

「ヘヴィメタルとは、何か?」そんな問いに対して、常にその哲学を何より雄弁に物語る最適解を与えてくれるバンドの一つが、Iron Maidenです。複数本のギターが絡み合い、お互いを高め合っていく、熱く、官能的なギターリフやフレーズの数々は、どれも必聴です。ギターソロが魅力の曲も沢山あるのですが、今回は、ファン人気も高いこの曲を選ばせていただきます。「泣き」のフレーズが心を震わせてくれる、美しいギターの音色をお聴きください。

2 Minutes To Midnight (1998 Remastered Version)
Iron Maiden
 

#4. LOUDNESS - Soldier of Fortune

日本人のスーパーギタリストということで、ここはやはり、LOUDNESSの高崎晃さんの名前を挙げないわけにはいきません。LOUDNESSは、長いキャリアを誇るバンドですので、推薦したい曲が山程あるのですが、敢えて、王道を外してこのナンバーを。外国人ヴォーカリストのマイク・ヴェセーラを迎えての新生LOUDNESSを象徴する楽曲で、とにかく歌メロが素晴らしい! 高崎さんの速弾きを駆使したギターテクと、キャッチーなメロディが奇跡的なバランスで融合した一曲です。

SOLDIER OF FORTUNE (2012 Remaster)
LOUDNESS
 

#5. Rage Against The Machine - Bulls On Parade

反体制的主義を貫く言葉と姿勢を、ミクスチャーメタルに乗せて世界に叩きつけた武闘派バンド、Rage Against The Machine。革新的だったのは、その政治性溢れる歌詞やスタイルだけではありません。トム・モレロが生み出す革新的なギターサウンドは、世のギターキッズに衝撃を与えました。この曲は、ギターでターンテーブルのスクラッチ音を再現するという斬新なアイデアで、ロックリスナーを騒然とさせたバンドの代表曲です。

Bulls On Parade
Rage Against The Machine​​​​​​​
 

#6. ARCH ENEMY - WAR ETERNAL

殺伐としたデスメタルにメロディアスな旋律を組み合わせた「メロディックデスメタル」の代名詞的存在として知られるバンドの最新作より一曲。女性とは思えない凶悪なヴォーカルと、とことんラウドなバンドサウンドが持ち味ですが、そのメロディはどこまでも美しく、ロックミュージックとしての普遍的なポピュラリティすら有しています。バンドの中心を担う、マイケル・アモットの圧倒的なテクニックに裏打ちされた艶めかしいギターソロをお楽しみください。

WAR ETERNAL
Arch Enemy
 

#7. CARCASS – UNFIT FOR HUMAN CONSUMPTION

そのマイケル・アモットも一時期在籍をしていたリヴァプールのメタルバンド、CARCASS。アルバム毎にサウンドをガラリと変える変態性と、歌詞やアートワークのグロテスクな世界観など、他とは一線を画すスタイルで独走し続けるバンドですが、どの時代でも輝きを放つのが、ギタリストのビル・スティアーによる超個性的なギターテクです。萩本欽一氏の如く「何で、そうなるの!?」と驚愕せざるをえない超展開だらけのギターソロを、音楽ファンなら一度は体験して欲しい!

UNFIT FOR HUMAN CONSUMPTION
Carcass​​​​​​​
 

#8. MEGADETH - Hangar 18

今や、お茶の間の人気者として、知らない人はいないマーティー・フリードマンがメンバーだった頃のMEGADETHから、一曲。「スラッシュメタル」と呼ばれるヘヴィメタルのサブジャンルを代表するナンバーとして、メタラーに愛され続ける名曲です。何と言っても、聴きどころは、マーティーによるエモーショナルなギターソロ!スピード感と伝統的なメタルのテクニカルさが合わさり、凄まじい破壊力を生み出しています。

Hangar 18
Megadeth​​​​​​​
 

#9. TESTAMENT - The New Order

こちらもMEGADETHと同じく、スラッシュメタルのバンド。ラフで荒っぽい演奏が多いスラッシュメタルバンドの中でも、このTESTAMENTは、アレックス・スコルニックとエリック・ピーターソンという二人のスーパーギタリストを有するバンドとして知られており、その多彩なギターテクで、このシーンの中でも異彩を放っています。この曲は、初期の彼らの代表曲。複雑に絡み合う二本のギターがリスナーを魅了するソロパートは、まさに至高!

The New Order
Testament​​​​​​​
 

#10. Suicidal Tendencies - You Can't Bring Me Down

ラストは、思いっきりパンクな方向に振り切って、スイサイダルを。スケボーやストリートファッションなどの文化にも多大な影響を与えたバンドです。パンキッシュなサウンドが持ち味ですが、当時のスラッシュメタルともリンクした活動を行うバンドだった為、ハードコアパンクのバンドとは思えない程、とにかくギターソロがテクニカルでカッコ良いです。特に、名ギタリストのロッキー・ジョージ在籍時の曲はイチ推しです。

You Can't Bring Me Down
Suicidal Tendencies​​​​​​​​​​​​​​