ディズニー初のアカペラ・スーパーグループ! DCappella(ディカペラ)による「スペシャルワークショップ」リポート


100% voiceで魅せるディズニー・ミュージック・グループ初の公式アカペラ・グループ、DCappella(ディカペラ)。世界的に注目され、この夏は日本のテレビ番組やイベントにも引っ張りだこだった彼らによる、スペシャルなワークショップが、7月27日(土)、ヤマハミュージックアベニュー新宿クラッセにて開催されました。

ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テナー、バリトン、ベースの6声+ボイスパーカッションという7人編成のディカペラ全メンバーの生の歌声を聴けるだけでなく、一緒に歌うこともできる!とあって、5歳の女の子から60代の男性まで、幅広い年齢層のアカペラ好き、ディズニーファンから応募が殺到。事前にmysoundマガジンで行われた動画コンテスト「みんなでDCappellaを歌ってみよう!」(https://mag.mysound.jp/post/429)の最優秀&優秀グループ(5組)も招待され、当初40名の予定だったところを、60名と大幅に枠を広げての開催となりました。期待に胸を膨らませた参加者たちで開始前から会場は熱気でムンムン! メンバーが明かすアカペラ歌唱のテクニックなど、貴重なワークショップの模様をお届けします。

ディカペラと共に奏でる「Beauty and the Beast」、「Part of Your World/A Whole New World」のハーモニーに感激! 

 

今回のワークショップでは、今年5月に発売された日本デビュー盤『DCappella』(https://mysound.jp/album/286892/)から、ディーク・シャロンのアレンジによる公式アカペラ譜『ディカペラ・コーラス・セレクション』(「美女と野獣」及び「ホール・ニュー・ワールド」の2曲の日本語歌詞を含む10曲)に掲載された楽曲が課題曲として選ばれていました。多くの人が楽譜を手に、「事前練習はバッチリです!」と息を弾ませます。

 

Dcappellaワークショップ(1)Dcappellaワークショップ(2)

(1枚目)会場の新宿クラッセには、会場前から行列が。
(2枚目)動画コンテスト「みんなでDCappellaを歌ってみよう!」にも多重録音で参加したという利根川さん親子。5歳のお嬢さんが、今回の参加者の最年少!

 

講師を担当する「ヤマハ大人の音楽レッスン」ボーカル科講師の山路唯さんは、留学経験を活かしたゴスペル指導などにも定評のあるボーカリスト。ディカペラの登場までのあいだに、まずは課題曲Beauty and the Beast(『美女と野獣』のテーマソング)とPart of Your World/A Whole New World(『アラジン』、『リトル・マーメイド』のテーマソングのマッシュアップ曲)の2曲について、ディカペラメンバーと共に歌う部分の事前練習を行います。

「Beauty and the Beast」では、Aメロの歌い出し8小節のソプラノパートと、曲の最後の3小節のソプラノ、テナーパートを。Part of Your World/A Whole New Worldでは、♪now I’m in a whole new world with you〜(45小節〜46小節)の2小節のソプラノパートとメゾソプラノパートを、それぞれのパートごとにキーを確認し、次はハーモニーを確認、とテンポよく指導が続きます。

 

Dcappellaワークショップ(3)

 

「普段、別のパートを歌っている人も、他のパートを歌ってみることで気がつくことってありますよね? なによりも、楽しんで歌いましょう!」

という山路さんの呼びかけは、緊張を和らげ、合唱の魅力である“他のパートといかに心を合わせるか?” ということを意識させてくれます。その後のハーモニーでは、初対面の人たちがほとんどにも関わらず、参加者たちの一体感がグッと高まりました。

10分間の事前練習を終え、ワクワクしながら待ち構えていると……ついに、ディカペラのメンバーが登場!!

 

Dcappellaワークショップ(4)

先頭からボイスパーカッションのアントニオ・フェルナンデス、ベースのジョー・サントーニ、ソプラノのモーガン・キーン、
アルトのソジャーナ・ブラウン、メゾソプラノのカレン・ケリー

 

最前列の人は歌声と合わせて息遣いが感じられるほどの至近距離で、メンバーが「Beauty and the Beast」(Japanese version)のショートバージョンを披露し、アカペラワークショップの本編がスタートしました。
 


世界レベルのハーモニーに圧倒されながらも、今度は参加者たちがまず課題曲「Beauty and the Beast」の該当パートを歌い、ディカペラのメンバーに聞いてもらいます。講師の山路さんの「ビートを感じて、声を上げていきましょう!!」という掛け声で、徐々に声量も出てきました。


それぞれのパート、ハーモニーを歌い、メンバーに感想を聞くと……

 

Dcappellaワークショップ(5)Dcappellaワークショップ(6)

バリトンのオーランド・ディクソン

 

オーランド:アカペラの醍醐味でもある、「声のブレンド」がすごく良かったと思う。あと、タイミングのセンスも感じたよ! 
 

Dcappellaワークショップ(7)

ソプラノのモーガン・キーン

 

モーガン:みなさんの歌う喜びが表現されていて、とっても素敵でした。

 

Dcappellaワークショップ(8)

テナーのRJ・ウェスナー

 

ジョー:とっても美しいハーモニーで驚いたよ! 僕らの仕事、取っちゃうんじゃないの!?と、大絶賛。会場が笑いに包まれ、少し固かった参加者の雰囲気も和やかに。今度は、「Part of Your World/A Whole New World」を聞いてもらいます。


全員の喉がどんどん開いてきたところで、ついに!メンバーと一緒に課題曲を歌います。ディカペラのハーモニーが加わると、まるでディズニー映画のワンシーンに参加しているような雰囲気に。歌い終わると、思わずメンバーも参加者とハイタッチ!!

 

Dcappellaワークショップ(9)

 

感激する参加者たちの興奮冷めやらぬなか、今度は事前に集めた質問事項をメンバーに伺います。

もっとも多かった質問は、「アカペラ・グループとして一番大切にしていることは?」というもの。これには、グループを代表してメゾソプラノのカレンが答えてくれました。

 

Dcappellaワークショップ(10)

メゾソプラノのカレン・ケリー

 

カレン:グループとして大事にしていることは、とにかくテンポを合わせるってことかな。他にも、リズムとかベースとか重要なことは色々あるけれど、音でいうと母音の発音を大事にしています。例えば、♪素晴らしい〜なら、U- A- A- I- I〜って部分ね。あとは、“オーディエンスにきちんとメッセージが伝わるように”ということも気をつけています。みんな、他にある?

他メンバー:それでバッチリ! さすがカレン!(一同笑)

 

Dcappellaワークショップ(11)

カレンの指導を実践しながら聞く参加者たち

 

次に多かったのが、もっともテクニックが必要なパート「ボイスパーカッションの練習、パフォーマンスで重要なことは?」というもの。参加者にはボイパ担当者も多く、アントニオの回答を今か今かと待ち構えます。

 

Dcappellaワークショップ(12)

ボイスパーカッションのアントニオ・フェルナンデス

 

アントニオ:ボイスパーカッションは、オールイマジネーション!! いつも目の前にドラムセットやターンテーブルがあることを想像しながら、音をクリエイトするんだ(と言いながら、スネア、バスドラ、ターンテーブルのスクラッチを披露)。あとは、常にテンポを意識することが重要。ボイスパーカッション担当者は、一貫性を持ったテンポで、自分がグループを引っ張りコントロールしているってことを忘れないでパフォーマンスすると良いと思うよ!


こうして、約1時間に及ぶ貴重なワークショップが終わりました。と、そこでメンバーたちから「最後にもう一曲やっても良いかな? 是非、みなさんも一緒に歌って欲しいな」との嬉しすぎる提案が。

 

Dcappellaワークショップ(13)

 

 現在、全国で公開中の映画も話題の『アラジン』から、「Friend Like Me」を披露してくれたのです。どっしりと安定感のあるハーモニーを保ちながら、全員が体全体を使って軽やかに表現するディカペラのアカペラ。参加者たちも、素晴らしい音のシャワーを全身で吸収しようとしているのがとても印象的でした。

 

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ワークショップ終了後、参加者の方々に感想を聞かせてもらうと、

「朝の情報番組で見た時よりも、ずっと感動しました。こんなに間近で彼らのパフォーマンスを見られて、とてもいい経験になった。特に、ボイスパーカッションのアントニオさんが素晴らしく、彼がこのグループをしっかりとリードしていることを感じた。老若男女が一緒に楽しめる、素晴らしいグループだなと思いました」(鳥羽田さん・60代・男性)

と、大満足な様子。特に動画コンテスト「みんなでDCappellaを歌ってみよう!」の最優秀グループ「Merry Bunch」のメンバーは、

「近くで見ていると、口の形や発音を大切にした発声から、本当に体全体が楽器なんだってことがよく分かりました! オーディエンスを巻き込むパフォーマンスにも魅了されて、ますますファンになりました」(河口さん・30代・女性)

「まず生声の声量に驚かされました。通勤中に音源を聞き込んでいるのですが、今日は細かい息遣いやグループのハーモニーのダイナミクスなど、色んなポイントを間近に見ながら答え合わせができて最高でした!」(渡辺さん・30代・男性)

と、テクニカルな部分でも多くの学びがあったようです。

 

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最優秀グループ「Merry Bunch」のメンバー


<最優秀グループ応募動画>


素晴らしいワークショップを行ってくれたディカペラ、待望の全国ツアーが始まります! アカペラ好き、ディズニーファンはもちろん、壮大なディズニー映画音楽の世界観の新たな魅力に気がつける、生のハーモニーを体感する絶好のチャンスです。

◆ディズニー・アカペラ・コンサート「ディカペラ」
8月22日(木) 札幌芸術劇場 hitaru
8月24日(土) いわき文化芸術交流館アリオス 大ホール
8月25日(日) 東京エレクトロンホール宮城
8月27日(火) 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
8月28日(水) 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
8月30日(金) 福岡市民会館
9月2日(月)~8日(日) 東急シアターオーブ
9月10日(火)~12日(木) NHK大阪ホール
詳細は、こちらhttps://www.disney.co.jp/eventlive/dcappella/ticket.html

 


 

【PROFILE】

DCAPPELLA

 

DCappella(ディカペラ)

写真上段左から:オーランド・ディクソン(バリトン)、モーガン・キーン(ソプラノ)、ジョー・サントーニ(ベース)、アントニオ・フェルナンデス(ボイス・パーカッション)、ソジャーナ・ブラウン(アルト)、RJ・ウェスナー、カレン・ケリー(メゾソプラノ)



ディズニー・ミュージック・グループが世に送り出す、噂の大型新人アカペラ・グループ。ステージでのアカペラ・ヴォーカル・パフォーマンスに秀でた最高の人材を求め、全米中を探した結果、このグループが誕生した。コンテンポラリー・アカペラ界のパイオニアであるディーク・シャロンが共同クリエイター、音楽ディレクター、アレンジャー、そしてアルバム・プロデューサーを担当している。

▼7人の音源はコチラ!
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▼今回課題曲になった2曲が収載されている楽譜集はコチラ!

 ディカペラ コーラス・セレクション 

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Text:仲田舞衣
Interpret:湯山恵子
Photo:グレート・ザ・歌舞伎町

 

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