YamahaギターLABO 番外編 ヤマハアコースティックギターの音色に包まれた『Yamaha Acoustic Mind 2019 ~ Circuit ~』ギター紹介!


ヤマハアコースティックギターの音色を存分に堪能することができるイベント『Yamaha Acoustic Mind 2019 〜Circuit〜』。ここでは、11月3日 (日・祝)品川インターシティホールにて行われたファイナル公演の出演者たち、ISEKI/大石昌良/磯貝サイモン/Anlyの愛用するヤマハギターをご紹介します!

File No.1:ISEKI

YamahaギターLABO 番外編(1)

■使用モデル:LL ISEKI
■使用年数:3年
■気に入っている点:ミュージシャンとして初めてのカスタムオーダーのギターになります。浜松のヤマハ本社まで行き、木材選びから型選び、そして技術者の方々のご意見もいただきながら作りました。他にはないパターンらしく、僕の名前をモデル名につけてもらった、この世に1本しかないスペシャルなギターになりました。
■『Yamaha Acoustic Mind 2019 ~Circuit~』を終えて:まずは関わってくださったすべてのスタッフさん、ご出演いただいたアーティスト様、ご来場いただいたお客様、何よりも支えてくださっているヤマハの皆様に大変感謝しております。6年目にして全国ツアーになるまでに成長できました。内容もとても素晴らしいものになったと思います。生のギターに直接触れながら、ライブ/ショウを堪能できるのはこのイベント以外にはないと思います。本当にありがとうございました!!

 

File No.2:大石昌良

YamahaギターLABO 番外編(2)

■使用モデル:LS36
■使用年数:15年
■気に入っている点:少しだけ小さめのサイズで、弾きやすくて材質も良くて音もいい。今っぽいというか、トレンドを押さえたハイブリッドで現代的なアコースティックギターだなと思います。難点をひとつ挙げるなら、絶対に手放せないギターになってしまったというところでしょうか(笑)。
■『Yamaha Acoustic Mind 2019 ~Circuit~』を終えて:全国5箇所のサーキットを通して、たくさんのアコギ弾きの皆さんと出会い、おかげさまでとても刺激的な旅になりました。ツアーが終わってから、弾き語りの楽曲を書きたくてうずうずしております。

 

File No.3:磯貝サイモン

YamahaギターLABO 番外編(3)

■使用モデル: LJ36 ARE
■使用年数:3カ月
■気に入っている点:もともとヤマハのアコースティックギターは、レコーディングでもライブでもヴィンテージのものを数本愛用していまして、70年代のL-5(前期型)、FG-401(オレンジラベル)、FG-250(グリーンラベル)などを使用しています。今回のツアーでヤマハのスタッフと初めてつながることができて、お話しをしているうちに“ぜひ今のヤマハも体験してほしい”ということで、最新のLJ36 AREを入手しました。これから弾き込めば、木材がさらに鳴ってくるのはもちろんだと思いますが、剛性、耐久性、演奏性の高さもヤマハのクオリティと言われる所以なんだなと再認識しました。そして、いつかこのLJ36 AREがヴィンテージと呼ばれるときが来ても、僕がすでに持っているヴィンテージのギターたちのように、この安定性をキープしてくれることでしょう。楽器そのものが個性に走り過ぎずに、あくまでフラットな存在感でいてくれることで、弾き手の個性をいっそう引き立ててくれるギター、それがヤマハだと思います。
■『Yamaha Acoustic Mind 2019 ~Circuit~』を終えて:スタイルの全然違うシンガーソングライターが集まるイベントということで、もちろんギターの演奏スタイルもさまざま。同じアコギでも、弾く人が違うだけでこんなにも出音が違う。そこが今回のライブの一番の醍醐味だったのは間違いないと思います。個人的にもその違いは刺激的でしたし、いつもよりギターの出音を試行錯誤しました。技術的なことはいろいろと勉強になりましたし、全体的にはもちろん楽しい楽しいツアーでした! 普段、シンガーソングライター同士でツアーを回ることはほとんどないので貴重な機会でした。改めて素晴らしい機会に誘ってくれたISEKIくん、そしてヤマハの皆さんに感謝します。

 

File No.4:Anly

YamahaギターLABO 番外編(4)

■使用モデル:LL36 ARE
■使用年数:6年
■気に入っている点:どんなジャンルの曲を弾いても…ポップスもカントリーもブルースもすべてに対応できます。音もすごくふくよかなので、私の声に合っていると思いますし、伴奏としても秀逸なギターだと思います。弾き語りするときに、主役級の音を出してくれます。ずっと弾いているとギターも育っていきますし、色もちょっとずつ日焼けして今はすごくいい状態。これを選ぶときに同じLL36 AREを数本弾いたんですけど、サステインが心地良く伸びますし、生音もいいのですがシールドを差してアンプで鳴らしても、生音に近い音色で鳴ってくれるところがいいですね。練習でも本番でもすごく使えるギターです。レコーディングでも使っていて、「カラノココロ」はこれで録りました。
■『Yamaha Acoustic Mind 2019 ~Circuit~』を終えて:初日の名古屋公演はすごくドキドキしましたが、先輩方が楽屋のときから盛り上げてくれて、会場全体がすごく居心地の良い雰囲気でしたし、アーティストの方それぞれのアコギとの付き合い方が見えるライブでした。あと、ループペダルで初めてヤマハのSTORIAを使いました。サウンドホールがあるギターでループペダルを回したのは初めてで、ハウリングしないかすごく心配だったんですけど、最終日もリハで鳴らしてみて“これなら全然いけるな”と。名古屋公演でループを回せたのも良かったですし、LL36 AREで弾き語りするときの気持ち良さを余計に感じることができました。

 


 

Text & Photo:溝口元海