ギター上達のためのちょいコツ大公開『ハード編』【Go!Go! GUITAR プレイバック】


“ちょっとしたコツで上手くなる”。ギタープレイには、そんなちょいコツが存在するのを読者諸君はご存知だろうか。本講座ではプレイ編/ハード編に分けて、ぜひとも知ってもらいたい上達のためのちょいコツを伝授! どれもギターを弾く上で欠かせない、かつ重要なものばかりなので、伸び悩んでいる人は必見だ!


>> プレイ編はこちら

ちょいコツ(1)

弦の巻き方やケアを見直すだけでピッチ感の低下を抑えることが可能
チューニングしたのにピッチ(音程)が不安定な場合は、弦が劣化していたり弦の巻き方が悪い場合が多い。弦の交換時期は弾く頻度や手汗の度合いにもよるけど、高音弦が黒ずんできたり滑りが悪くなったら交換。弦の巻き方もピッチの良し悪しを左右するので、いま一度巻き方を確認しよう!

 その1  弾いたあとはクロスで汚れを拭き取ろう
汗や汚れをクロスで拭き取る

ちょいコツ(2)

▲弾いたあとは手汗や汚れが弦に付着しているので、クロスで拭き取る習慣をつけよう!

弦をつまむように拭くと効果的

ちょいコツ(3)

▲写真のように弦をクロスでつまんで、スライドさせるように拭くとより効果的だ!

 その2  弦はとぐろ状になるように巻くこと!
重なったり間隔が空いている!

ちょいコツ(4)

▲弦の巻き方が悪いと、チューニングが狂う原因に。音痴な演奏は上達の妨げになるぞ!

弦をとぐろ状に巻いている!

ちょいコツ(5)

▲上から下に向かってとぐろ状に巻くと、巻きつけが安定してピッチの狂いを防止できる。

 

ちょいコツ(6)

ギター本体のコントロールで幅広いトーンを出力!
ギター本体のボリュームを絞る(下げる)と、音量だけでなく歪み量も調節することができる。これを利用すれば、エフェクターを使わなくてもギター本体のみでトーンにバリエーションを出すことができるのだ!

 その1  ボリューム操作でトーンが変化

ちょいコツ(7)

▲人差指と親指でピックを持っているので、演奏中にボリュームを操作するときは写真のように小指で行おう。ギター本体のボリューム操作に加え、ピッキングの強弱や位置を意識することでよりトーンバリエーションを出すことができる。​​​​​​​

 その2  ピックアップを切り替える!​​​​​​​

ちょいコツ(8)

▲ピックアップポジションによってもトーンは変化。曲調やシチュエーションに応じて切り替えられるようにしよう!​​​​​​​

 

ちょいコツ(9)​​​​​​​

接点の汚れやサビを除去しよう
ジャック部の接触不良によって引き起こされるガリノイズ。ギター側のジャック部、シールド自体など、ノイズ発生の原因になる箇所はいくつかあるが、基本的には接点の汚れやサビの除去によって解消することができる。

 その1  接点復活スプレーを用いる​​​​​​​

 

ちょいコツ(10)

▲接点復活スプレーを綿棒などに吹きかけ、ジャック内部のサビを掃除するとノイズが解消されることも。

 その2  ボリューム類は定期的に回す​​​​​​​

ちょいコツ(11)

▲ボリューム部分が原因でガリノイズが発生することも。定期的に回しておくと安心。​​​​​​​

​​​​​​​ その3  ケーブルのプラグ部の汚れを除去​​​​​​​

ちょいコツ(12)

▲ケーブルのプラグ部に汚れが付着していると、ガリノイズが発生する原因に。弾く前や弾いたあとに、クロスで拭き取る習慣をつけよう!​​​​​​​

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(Go!Go!GUITAR 2016年12月号に掲載した内容を再編集したものです)

 


 

Edit:溝口元海

 

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