楽器演奏大好き芸人“西村ヒロチョ”ギターを買う@ヤマハ銀座店


吉本興業所属の芸人によって結成され2015年から2020年7月まで活動していたエアバンド“SALTY's”のメンバー同士であり、公私ともにお世話になっている先輩芸人・ピスタチオ小澤慎一朗の結婚祝いとして、アコースティックギターを買いにヤマハ銀座店までやってきた“楽器演奏大好き芸人”の西村ヒロチョ。その情報をキャッチした編集部は“便乗”取材を敢行。果たして理想の1本と出会うことができるのか!? これからアコギの購入を検討している人はぜひ参考にしてほしい!

今回、ヒロチョが足を運んだのが銀座の一等地に店を構えるヤマハ銀座店。ヤマハの旗艦店でもあり、国内最大級の総合楽器店ということで、地下2Fにスタジオ、地下1FにLM楽器(ライトミュージックの略でアコギ/エレキ/エレキベース/シンセサイザー/ドラムなど)、6Fにコンサートサロン、7~9Fにヤマハホール、10〜12階に大人の音楽教室を併設した、まさに音楽のデパート! これまでプライベートで何度も訪れているというヤマハ銀座店だが、地下1Fに行くのは初めてということで、イメチェンで髪を染めて(ファンには不評)浮き足立った彼とともに早速エレベーターで地下1Fへ!

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(1)

 

「お世話になっている先輩芸人(ピスタチオ小澤)が結婚をされて、アコギを欲しいと言っていたのでそのプレゼントを探しにやってきました。その先輩が、将来結婚したら後輩芸人を家に招いて“あいみょん”をギターで聴かせたいという迷惑な夢を持っていまして、今はエレキで“あいみょん”を弾いているのですが、それがどうしてもモヤモヤして(笑)。だったらアコギで弾いてもらいたいと。そのついでに僕もエレキギターを見たいですね!」

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(2)

 

地下1階の売場には、ギター/ベースは定番モデルから受注生産のカスタムモデルまで、高品質なヤマハギターの数々がズラリ! その他、電子ドラムやステージピアノの他、音楽制作機器、PA機器も取り扱っている。早速、店員さんに話し掛けて目星をつけていくヒロチョ。

ヒロチョ 価格帯にすごく幅があるので、その中からどう選べばいいのか難しいですよね。

店員さん ヤマハのアコギで言うと、10万円のモデルと29万円のモデルがひとつの境目で、海外工場か日本の浜松工場で製造されているものかで値段も変わってきます。

ヒロチョ 以前、浜松工場に見学に行かせてもらって実感しましたね(記事はコチラをチェック!)。機械で大量生産というイメージがあったのですが、予想以上に手作業が多い印象でした。

店員さん 最初の1本を選ぶ人は、3〜6万円台くらいの価格帯のモデルから選ばれる人が多いですね。ただし、コロナの影響で生産が遅れているモデルもあります。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(3)

▲こちらは入門シリーズ。手前からFS820、FS830、FS850、STORIA I、STORIA III、FS5。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(4)

▲こちらも入門シリーズ。手前からJR2S、FG820、FG830、FG850、FG5、FGX5。

 

店員さん FS820(定価37,000円+税)とFS830(定価42,000円+税)はお求めやすい価格なので、とても人気があります。ボディサイドとバックの木材の違いでやや価格が変わります(FS820はマホガニー、FS830はローズウッド)。

ヒロチョ トレンドとかあるんですか?

店員さん 今は比較的小ぶりなボディのアコギが人気です。住宅事情であまり大きな音量が出せない人も多いですし、弾きやすいギターをお求めになる方が多い印象です。

ヒロチョ 弾きやすさって大事ですよね。

店員さん 本当に大事です。音色は好みですが、ネックを握った感触とかフレットの処理で弾き心地が左右されるので。ヤマハのアコギは日本人の手の大きさに合わせた設計で、弾きやすさを重視しています。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(5)

 

店員さん ボディの大きさから絞り込む方もいますし、価格帯から選ぶ方もいます。

ヒロチョ その先輩がバカみたいに青色が好きなんですよ。色で選ぶのもアリですか?

店員さん アリだと思いますよ。見た目もすごく選ぶ要素になりますので。ただ、カラーバリエーションに青色があるアコギはまり多くはないですね。カタログを見てみますか?

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(6)

▲食い入るような眼差しでカタログを読むヒロチョ。カタログには価格やスペック、カラーバリエーションなども書かれているので、何を買おうか悩んでいる人は見てみるのもオススメ!

 

ヒロチョ FG/FSシリーズよりも少しグレードが高めで、初心者でも弾きやすいモデルはどれですか?

店員さん 昔ながらの技工と構造を持つ“Lシリーズ”も非常に人気が高いです。高価なモデルも多いのですが、そのラインナップの中でベーシックなモデルを選べば6万円(税抜)からありますよ。LL6 AREというモデルを弾いてみますか?

ヒロチョ 弾きたいです!

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(7)

▲こちらがLシリーズ(手前がLL6 ARE)。独自の木材改質技術「A.R.E」を施したことで、長年弾き込んだ熟成されたサウンドを実現している。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(8)

▲こちらはLL6 AREのブラウンサンバーストカラー。渋みがあってカッコいい! そして試奏コーナーもオシャレ!

 

ヒロチョ メッチャいい音! 本当に気持ちがいい音ですね。カラーもいいなぁ! あ、モデルによってボディのサイズが違うんですね。

店員さん Lシリーズには全部で3サイズありまして、ミディアムジャンボボディのLJ(胴厚100~125mm)、オリジナルジャンボボディのLL(胴厚100~125mm)、スモールボディのLS(胴厚100~120mm)です。これはLL6なので、オリジナルジャンボボディになります。

ヒロチョ 初めて弾いたとは思えない、ずっと家に置いてあって弾いてきたギターだと思うくらい馴染みました。

店員さん 同じボディ形状ですが、LL-TAというギターの生音にリバーブやコーラスなどのエフェクトをかけられる“トランスアコースティックギター”というモデルもあります。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(9)

▲エリック・クラプトン「ティアーズ・イン・ヘヴン」のイントロを弾いて酔いしれるヒロチョ。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(10)

▲コーラスやリバーブ量、ラインアウトボリュームが手元のツマミで調整可能。

 

ヒロチョ ヤバイ! これは気持ちいい! 手元でエフェクトのかかり具合も変えられるんですね。15万円かぁ。細木数子さんの六星占術によると、僕は来年12年に一度の“達成”という年で、ゲッターズ飯田さんによると来年で7年間の闇から抜け出せるらしいです。けっこう頑張ってきたはずなんけど、闇だったんだと(笑)。だから来年に自分用に買おうかなと!

店員さん ちなみに、Lシリーズの中には180万円もするモデル(LL86 CUSTOM ARE)もあります。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(11)

▲こちらがLL86 CUSTOM ARE! 最高級の木材はもちろん、ゴージャスなインレイが施された逸品。素晴らしい音色、美しい仕上がりはもはや芸術の域!

 

ヒロチョ 180万円! 専用のケースに入れて展示したほうがいいんじゃないですか(笑)?

店員さん インレイなどの装飾には天然の貝殻を使用しています。もちろん貝殻がすべて同じ色味を持っているわけではないので、選りすぐりのものをふんだんに使用しています。

ヒロチョ 木材に貝殻をつけているんですか(笑)! 楽器というか美術品ですね。木目もいいですね。

店員さん ボディサイドとバックには、希少材として知られるハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を使用しています。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(12)

▲ワシントン条約で輸出入が規制されている希少材“ハカランダ”。ご覧の通り、美し過ぎる木目!

 

店員さん せっかくなので弾いてみますか?

ヒロチョ せっかく過ぎません(笑)!?  180万円って何年か前の僕の収入ですよ。ぜひお願いします。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(13)

▲高額なギターのため、ボディに傷がつかないようきちんと上着を脱いでから試奏をするヒロチョ。

 

ヒロチョ ピックで弾いても指で弾いても鳴りが全然違う! まるで胸元(にあるボディ)がコンサートホールのように響いて、さらに広がっていくような音色。お母さん、見ていますか? 僕は今、銀座で180万円のギターを弾いています。最高峰を知る男になりました。

数万円から180万円と、常軌を逸した振り幅のアコギを試奏したヒロチョ(笑)。果たして、お目当てのモデルは見つかったのだろうか。

ヒロチョ LL6にします! これで奥さんと後輩芸人に素敵なラブソングを歌ってあげてほしいです! 

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(14)

▲自腹でプレゼントしていることをしっかりとアピールするヒロチョ。封筒が生々しい。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(15)

▲ギターストラップもプレゼント!「この色がいいですね。ピックは持っているかな。そこまで甘やかしませんよ」(ヒロチョ)

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(16)
▲プレゼントするために選んだギターは、ヤマハのLL6 ARE! しっかりした作りのセミハードケースも付属!

 

ヒロチョ 今日はいい楽器が買えましたし、僕自身こんなにいろいろな種類のアコギを弾いたことがなかったので、すごく良い経験ができました。何と言っても、僕は180万円を弾いた男なので(笑)。自分に合う合わない、弾きやすさもあると思うのですが、やっぱりヤマハのギターはすべてが弾きやすかったです。初心者モデルとは言え音の輪郭がハッキリしていたし、高級モデルは1音1音がとてもキラキラしていましたね…。存在感がすごかった。いつか180万円のギターを家に飾られるような男になりたいですよね。もちろん誰にも触らせないですけど(笑)!

――小澤さんに喜んでもらえるといいですね。

ヒロチョ こっちが期待するリアクションをしてくれないと、割りに合わないですね(笑)。もちろん“おめでとう”という気持ちを伝えますけど、リアクションが小さかったらストラップだけプレゼントするかもしれないですね(笑)。

LL6 AREを購入したあとは、自分が欲しいエレキギターを探しにエレキギターコーナーへ! 密かに狙っていたというヤマハのPACIFICA 612VIIFMを試奏。

ヒロチョ 自粛期間中にヤマハのエレキベースを買ったんです。それから新しいエレキギターが欲しいなと、ヤマハのエレキギターを調べているうちに“パシフィカ”というモデルがあることを知って、プロギタリストによるYouTube動画を見て“これ1本で何でもできる!ということを知って弾いてみたいと。デザインもすごくいいと思って。エレキギターって見た目も大事じゃないですか。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(17)

▲「エレキを持つと10代に戻りますよね。中学生の頃を思い出すなぁ!」と大はしゃぎのヒロチョ。すでに小澤さんのことを忘れているかのようだ。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(18)

▲エレキギターコーナー。ヤマハのSGシリーズやセミアコのSA2000、AES1500など、数々の名機が!

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(19)

▲クラシックギター/ガットギターコーナー。ガラスケースに入れられ、格調高い雰囲気です。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(20)

▲Line 6をはじめとするエフェクターも多数販売!

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(21)

▲ウクレレも充実!

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(22)

▲エレキベースコーナー。その右にはカスタムモデルを展示。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(23)

▲こちらはDTMコーナー。最近は配信者も増えているため、需要もかなり高いとか。

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(24)

▲マーシャルの財布など、かわいい小物アイテムも充実。思わずスタッフも購入!

 

“西村ヒロチョ”ギターを買う(25)

“西村ヒロチョ”ギターを買う(26)

▲ピスタチオ小澤・西村ヒロチョによるトークライブ『白目リズム』中に、ステージ上でサプライズプレゼント! まさに白目を剥くほど驚いている様子でした!

 


 

当日の試奏の模様を動画で!
【西村ヒロチョ公式チャンネル】YAMAHA銀座店でギターを弾きまくる!!

前編


後編

 


 

■取材協力
ヤマハ銀座店

https://www.yamahamusic.jp/shop/ginza.html

〒104-0061 東京都中央区銀座7-9-14
電話番号:03-3572-3171(ヤマハ銀座店 インフォメーション)
定休日:毎週火曜日(祝日の場合は営業)
営業時間:11:00~18:30

 

 


 

Text&Photo:溝口元海

 

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