楽器演奏大好き芸人“西村ヒロチョ”が吹く!売り切れ続出!話題のヤマハ管楽器新製品レポート


楽器を愛し、楽器に愛された芸人“西村ヒロチョ”。50以上の楽器を所有し、もはや“自宅楽器店”と言えるほどの楽器に囲まれた生活を送る彼が、ヤマハから発売された注目の管楽器、デジタルサックスのYDS-150/限定色ヴェノーヴァレッドのYVS-100RD・YVS-120RD/大人のピアニカP-37ERDを試奏。鼻息荒めで臨んだ試奏の模様をお届けします!

m■デジタルサックス YDS-150

管楽器新製品レポート(1)

 

“楽器演奏大好き芸人の西村ヒロチョさんに、ぜひ話題の製品を試奏していただきたい”。そうヤマハからの依頼を受け、口笛を吹きながら意気揚々と取材現場に現れたヒロチョ。なんでも、今回試奏するモデルの中には、彼が熱視線を注いでいた商品があるという。

「どれも素晴らしい商品なのですが、特にデジタルサックスYDS-150は楽しみですね。発売(2020年11月20日)される前にTwitterで知ってプロモーション動画も見ていましたし、すぐに売り切れてしまったみたいでいろいろな楽器屋さんを探しましたし、仕事で福岡に行く予定があったので福岡の楽器屋さんにも行きました。そのおかげで、最近いつも頭の中に山崎まさよし『One more time, One more chance』が流れています」

YDS-150は“ベル一体型アコースティック音響システム”を採用し開発した、“デジタルサックス”という名の新楽器。電子楽器でありつつ、ソプラノサックスと同様の真鍮ベルが使用されており、まるでアコースティック楽器を演奏しているような心地良い吹奏感と美しい音色の響きを実現。発売後、すぐに売り切れとなってしまったヒット商品だ(1/26時点で一時販売停止していましたが、1/28に販売再開しました)。

 

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▲ヤマハのアコースティックサクソフォンと同じ素材を使用したイエローブラス製ベル。管楽器特有の残響音やピアニッシモの繊細な音も表現。本格的な響きが、楽器全体の振動と一体感をもたらす。

 

食い気味にYDS-150を手に持つヒロチョ。

「見た目は、ソプラノサクソフォンよりもちょっと細い感じかな…。デジタルとアナログの融合…まるで仮面ライダーみたい(笑)。今までウインドシンセサイザーはあったけど、YDS-150は本当にサクソフォンがデジタル楽器になった格好ですね。軽っ! びっくりするくらい軽いですね! 電源はここですか。思ったよりボタンも少なくて使い方も難しくなさそうですね」

 

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▲簡潔なボタンレイアウトは、デジタル感を極力排除するための工夫とも言えるだろう。

 

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▲キイレイアウトは、ヤマハのアコースティックサクソフォンのフラッグシップモデルを元に設計。自然で滑らかなキイタッチを実現しており、専用アプリを使えば運指を自分専用にカスタマイズすることもできる。

 

「全部で73音色!? まずはアルトサクソフォンから吹いてみます。うえ〜!!  サクソフォンの音だ! 吹奏感が想像以上にリアルなサクソフォンに近いですね! 今が音量15だったので1に下げてみます。ちっちゃ(笑)。でも音は聴こえますね。すごい! こんなに音量が小さくなるんですね! サクソフォンってアコースティック楽器なので、練習においては音量問題が課題でしたけど、YDS-150は見事にそれを解消していますね」

 

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▲豊かな音色はそのままに、15段階での音量調節が可能。夜間、自宅での練習もまったく問題ないほどの静音だ。

 

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▲アルトサクソフォン相当の専用マウスピースを使用。専用樹脂リード、リガチャーが付属しており、取り外しできるのでお手入れも簡単だ(専用マウスピース以外のマウスピースは付け替えは不可)。

 

ヤマハのアコースティックサクソフォン(ソプラノ/アルト/テナー/バリトン)のすべての音階を、プロ奏者とともにサンプリング。全音をサンプリングすることで、自然で違和感のない演奏が楽しめる。ソプラノ/アルト/テナー/バリトン、各サクソフォンの調子や音域、音色に切り替えて演奏が可能。サクソフォンの56音色に加え、電子楽器や尺八、アイリッシュパイプなど、全73音色を内蔵

https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/0/1361060/yds-150_ja_om_b0.pdf)。

 

「すごい! これは面白いなぁ。ビブラートは自動でかかる音色もあるけど、ブレスの強さや量を変えればちゃんと反応してくれる。S.08のDUAL Soprano Sax 1という音色は、ソプラノとアルトの2つの音色が同時に出るんですか…。うおー! これはアナログのサクソフォンでは絶対に不可能ですもんね。B.04はBaritone Sax 4(Rock)か。すごい! 吹いた時の振動が生に近いから気持ちいいですね。これはウインドシンセサイザーにはない。しかも、ちゃんと下のベルで鳴って聴こえるのがポイントですね。しかも僕はサクソフォン経験者なので下唇を巻いて吹いていますけど、初心者の方でも息を吹けば鳴るんですね。せっかくなのでサクソフォン以外の音も試してみます。Cから始まる音色がサクソフォン以外の音色ですね。吹いて当ててみようかな」

 

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▲マウスピースから吹き込んだ息をブレスセンサーが検出。デジタル音源システムがスピーカーを駆動し、音と振動がイエローブラス製ベルにまで伝わる構造だ。

 

「これはハーモニカ(C.01)! サクソフォンの指使いで他の音色が鳴るのは楽しいですね。C.04は…尺八だ! これだけ音色があると創作意欲も湧きますね。イチから尺八を習うのも大変だし(笑)。“この音が鳴るんだったらこういう曲を作ってみよう”とか、アイディアが浮かびそう」

 

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▲アナログコントローラー。音色によってピッチベンドだったりポルタメントだったりと効果が変わる。

 

「ヘッドフォンして演奏すると没入感がヤバそう。試します」

 

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(ブレス音だけが部屋に響き渡る)

「聴こえます? こっちは気持ちいいくらいに聴こえますよ。また感覚が変わるなぁ。これなら新幹線の移動中にも吹けるってことですね? 隣にこんなやつが座ってたら嫌ですけどね(笑)。しかもヘッドフォンで演奏する場合、アプリで5種類のエフェクトを選択してかけることもできると」

 

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▲AUX IN端子とPHONES端子。AUX IN端子に携帯音楽プレーヤーなどのオーディオを機器を接続すれば、楽曲をヘッドフォンで聴くことができる。Bluetooth機能がついているため、伴奏音源はAUX INで接続しなくてもBluetoothで飛ばすことができる。

 

フラジオ音域は、専用アプリを用いることで運指登録が可能。設定画面のフィンガリングを見ると、どの音が鳴っているのかが一目瞭然だ。

 

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▲自身の好きな運指に対して好きな音を割り振ることができるので、登録すれば気兼ねなくフラジオ音域を出すことができる。(画像はアプリ運指要録画面)

 

「すごいなぁ。アナログのことをしっかり踏まえて、デジタルのことも考えられている。未来だ! デジタル楽器ってユーザーの声を聞きながら進化していくじゃないですか。だからすでに楽しみですよね。このモデルがYDS-150ということで、今後はYDS-250とか発売されるんじゃないかな? でも、まずはYDS-150が欲しい(笑)!」

 

■ヴェノーヴァレッド YVS-100RD・YVS-120RD

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続いて試奏するのは、ヴェノーヴァレッド YVS-100RDとYVS-120RD。スペシャルカラーのレッドを配した数量限定特別バージョンだ。ヴェノーヴァとはヤマハが開発した、手軽に始められてかつ本格的な演奏も楽しめる新しい管楽器。2017年に発売されて以降、毎年新たなバージョンやカラーを発表している。2017年はヴェノーヴァのYVS-100、2018年はイエローカラー、2019年はアルトヴェノーヴァのYVS-120、そして2020年11月に発売されたこちらのレッドカラー。もちろん、以前からヴェノーヴァを演奏してきたヒロチョだが、新色に興奮気味の様子。

「赤! まさにシャー専用(笑)! (演奏して)いいですね。やっぱり僕は息を使って吹く楽器が大好きです。これ、緑のテープを巻いたらクリスマスカラーになりますね。クリスマス終わっちゃったけど(笑)。アルトヴェノーヴァは僕もアルトのマウスピースをつけて、リードもカスタマイズして楽しませていただいております。吹き心地が変わるのでオススメですよ。一時期は持ち歩いてましたから」

 

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「リコーダーの軽さと耐久性、サクソフォンやクラリネットの表現力を兼ね備えたハイブリッドな楽器。そして、グッドデザイン大賞を受賞(2017年)した洗練された外観。やっぱり僕はアナログ人間なんだな(笑)。ヴェノーヴァはプレゼントにもすごくいいなと思っているんです。初心者の方って、楽器を始めたくても何の楽器から始めたらいのかわからないじゃないですか。そういう人にヴェノーヴァをプレゼントしたら手軽に始められるし、楽しいと思えるからすごくいいですよね。ま、僕はプレゼントする相手がいないんですけどね」

 

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▲円筒管を分岐させた“分岐管”を用いることで、円錐形管楽器(例:サクソフォン)のような音色をコンパクトなサイズで実現。ボディは丈夫なABS樹脂製なので水洗いもOKだ。

 

■大人のピアニカ P-37ERD

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続いては大人のピアニカP-37ERD。ヤマハは1967年から鍵盤ハーモニカ“ピアニカ”の製造を行っており、多くの学校や教材で採用されている32鍵盤タイプ、幼児〜小学生まで気軽に演奏できる25鍵盤タイプ、フル3オクターブを持つ高音域な37鍵盤タイプまでラインナップ。今回紹介するP-37ERDは、2018年に30年ぶりの37鍵盤タイプとして発売した“大人のピアニカ”に、新たな音色とカラーリングを採用したモデルだ。早速、開封の儀を行うヒロチョ。

 

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「すごい、いい日本酒みたいな箱ですね。日本酒飲まないですけど。“大人のピアニカ”は以前から気になっていたんです。一体何が大人なんだろうと。何これおしゃれ…。ちょっとこれ見てください!」

 

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「“Hello, buddy! おひさしぶり、大人になったピアニカです。”ですって! 遊び心! 持ち運びに便利なソフトケースも付属されていますけど、これもまたオシャレ。小学校の頃に使っていたバチン!って閉めるタイプのハードケースじゃないんですね」

 

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P-37ERDはビビッドなレッドを採用。音色にも調整がなされており、以前は若干まろやかな音色が特徴的だったが、P-37ERDは遠くに飛ぶような明るい音色となっている。

 

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「演奏用のパイプは小学校に使っていた時は白だったと思うけど、P-37ERDは黒。大人感がありますね」

 

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▲葉加瀬太郎「情熱大陸」を演奏するヒロチョ。

 

「本当だ! 何と言うか、アコーディオンのような迫力があるピアニカですね。楽器内の吸音材なども違うみたいで、今まで発売されてきたピアニカと少しキャラクターが異なるサウンド。吹き込んだ時もスッと音が出るというか、抵抗感がなくて素直ですね。ふわ〜っていうような広がりがあります。へえ、家にこんなのがあったら引きこもっちゃう(笑)」

高音域のみ響きを整える吸音材を使用し、内部の構造にさまざまな技術的工夫が施されている。今までの大人のピアニカは外側の下ケース部分にバイオマス由来樹脂“エコディアR”を採用することで、まろやかで厚みのある音色を実現していたが、P-37ERDはABS樹脂に変更したことで、遠くまで音色が届くようになっている。

「外側の吸音材で音も変わるんですね。ピアニカってこんなにカッコ良かったんですね! ジャズとかラテンとか、ピアノ伴奏でリード楽器としてピアニカを吹いてもカッコいい。ピアノは持ち歩けないけど。やっぱり僕はこういう吹奏楽器が好きですね。ピアノみたいに和音を弾かなくても、単音でサマになるのもいいですね。カッコイイな!」

 

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【紹介した商品情報】
デジタルサックス

https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/digital_wind_instruments/yds_series/index.html

Venova™
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/casual_wind_instruments/venova/index.html

大人のピアニカ
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/keyboards/pianica/p-37e/index.html

 

 


 

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Text&Photo:溝口元海

 

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