【レコードジャンキー富和】第19話「真贋を見極めろづら!」


リアルタイムで触れてきた世代だけではなく、若い世代も巻き込みながら盛り上がりを見せている近年のレコード・ブーム。そんな中でレコードの深遠なる魅力をお伝えするべく、ディスクユニオン新宿ロックレコードストア店長の山中明氏が、なんと漫画の連載をスタート! 得意のイラストを武器に間口はより広く、しかしディープな内容をポップにご紹介していきます。

第19話では、商店街の中を息を切らしながら走ってくるキューくんの姿からスタート。ラーメン店で食事中の富和に向かって、喜色満面でゲットしたばかりのレコードを見せつけるのですが…。

 第19話「真贋を見極めろづら!」(1)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(2)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(3)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(4)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(5)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(6)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(7)

 第19話「真贋を見極めろづら!」(8)


激レアなオリジナル盤を手頃な値段で手に入れたと喜んだキューくんでしたが、残念ながらリプロ盤であることを富和に指摘されてしまいます。そして注意喚起のための課外授業から、キューくんが買ったお店へ。レコジャンらしい“解決法”で対抗したのでした…。
 

 

 

★今回のレコードMEMO★

 

レコードを買い始めの方も買い慣れた方も、気を抜くと足元すくわれるリプロの存在。正しい知識を身につけておかないと、「オリジナルを安く買えた(=抜いた)!」とぬか喜びしてしまうことってあるものです。まぁでもそれって、ただ普通に適正価格で買っただけという話で、そんなに肩を落とすことじゃないんですけどね……。

そんな際どい存在のリプロですが、その存在自体を全否定するつもりはありません。多くのリプロは、ちょっとやそっとじゃ買えない高額なオリジナルを可能な限り模したもので、オリジナルよりも遥かに安いプライスで流通しているものです。
また、正規リイシューではラベル面のデザインを変えなければいけなかったり、新たにバーコードを追加しなければいけなかったりと、オリジナルの見た目そのままに再発、という訳にはいかない場合も多いのです。そのため、オリジナルという高嶺の花を安価に雰囲気だけでも味わえるリプロは、ある意味ではありがたい存在と言えるのかもしれません。

とは言え、ごく一部の店ではオリジナル並みの値段が付けられたリプロが、堂々と店頭に並んでいることもあります。単純にその判別ポイントを知らなかったのか、なんなら騙してやろうという悪意があったのか……その真意は分かりませんが、そんな疑わしきリプロを見ることも少なくありません。

そんなことからも、セルフ・ディフェンスという意味も込めて、リプロの判別方法はある程度身につけておいた方がいいですよ、という私からの提案でした!ではまた次回!

 

 

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<登場人物 プロフィール>

 

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富和(とみかず)
3度の飯よりレコが好き、ナチュラル・ボーン・レコード・ジャンキー。
好きな音楽はブリティッシュ・ロック。高円寺在住。

 

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ヴァシュちゃん

レコード初心者なオテンバ娘。
レコ部の紅一点.。

 

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キューくん
富和の同級生。
顔も趣味も度を越しているが、根は優しい富和の良き友達。基本CD党。

 

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フレディのおっちゃん
富和の一番のレコ友。
QUEENに全てを捧げる漢。

 

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ボビー
クールに決めるレコード仕事人。
数少ない富和憧れのディガー。

 

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マック店長(テンチョー)
富和行きつけのレコ屋、ディスクオニオン高円寺本店の店長。

 

 


 

Text&Comic:山中明(ディスクユニオン)
Edit:大浦実千