赤いグルーヴが織りなすソ連と東欧のアンサンブルーー山中明×市来達志・特別対談【レコにまつわるエトセトラ】番外編


インターネットの普及により世界中のさまざまな音楽を、かつてとは比べ物にならないほど容易に聴けるようになった現代。とはいえ、かつては“鉄のカーテン”で仕切られていたソヴィエト社会主義共和国連邦(以下、ソ連)の音楽に馴染みがある人は、ここ日本ではまだまだ少ないと言えるだろう。

しかし、その独自の生態系で育まれた音楽の魅力について紹介する動きが、ここ数年で芽吹き始めている。『共産テクノ:ソ連編』(四方宏明 ・著/パブリブ刊)や『ソ連歌謡:共産主義体制下の大衆音楽』(蒲生昌明・著/パブリブ刊)、『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』(岡島豊樹・編/カンパニー社刊)などが刊行され、熱心な音楽愛好家たちの注目を集めてきた。

そんな流れの中で、ソ連の音楽シーンを“RED FUNK”と称し布教活動を続けてきた、mysoundマガジン読者には連載でおなじみのディスクユニオン・山中明氏による研究の成果が『ソ連ファンク:共産グルーヴ・ディスクガイド』という形で結実。今年1月下旬に発売され、話題を呼んでいる。

今回はその発売を記念して、“東欧グルーヴ”(※1)をテーマにDJやライターとして活動する市来達志氏と山中氏による特別対談が実現。いずれもかつての冷戦時代には“東側”と呼ばれた社会主義国にて生み出され、共通点も多いというソ連と東欧の音楽が秘めた大いなる魅力とは…。

それぞれの音楽を取り巻く現状と、2人がそこにたどり着いた経緯を語り合ってもらいつつ、入門編として推奨できるレコードを各自3枚ずつ紹介。まだ多くの人には知られていないが、計り知れない深みと広がりを持った“ロストミュージック”の入り口へと誘っていく。

※1:東欧グルーヴとは、1989年の東欧革命で体制転換が起きた東ドイツ、ハンガリー、ポーランド、チェコ・スロヴァキア、ルーマニア、ブルガリアの人々が社会主義政権下で制作していたグルーヴィな音楽の総称。

※2:アーティスト名・作品名は、『ソ連ファンク:共産グルーヴ・ディスクガイド』内の表記に準じております。また、原文がキリル文字のものは原則的にアルファベット表記を採用しております。

社会主義国家にはロックやジャズなんて存在しない?

 

山中:まず私がこの『ソ連ファンク:共産グルーヴ・ディスクガイド』(以下『ソ連ファンク』)を書いたきっかけからお話しさせて頂くと、そもそも日本ではソ連の音楽って認知度が決して高くはないじゃないですか。でも自分はこういう音楽が好きなので、その認知度を上げるためにこの本を書かせて頂いたんです。東欧の音楽も同じような状況なのかなと思いますが、市来さんとしてはどんな認識でしょうか?

市来:以前、山中さんが“RED FUNK”について“最後の秘境”と仰っていましたが、僕も本当にそうだなと思っていて。例えばレアグルーヴ・ファンやワールドミュージック・ファンの間ではラテン音楽なんかはずっと昔から掘られていて、アフリカ音楽や中東の音楽も掘られるようになり、最近ではタイ・ファンクのようなアジアの音楽も注目されている。そんな人たちにも忘れ去られた存在が、ソ連や東欧なのではと思うんです。

山中:やはり同じような状況にあるわけですね。

市来:レアグルーヴ系の盤を買う人はブラックミュージックが好きな人も多いと思うんですけど、ソ連や東欧の音楽ってそういうものとは対極のイメージがあると思うんですよ。ブラックミュージック的な要素やグルーヴがないものと思われているというか。あと、社会主義国家にはロックやジャズなんてものが存在しなかったのではないかという偏見が根付いているのかなとも思います。

山中:「ソ連にはロックがないんじゃないか」ということは、本当によく言われますね。そういう思い込みみたいなものは、やっぱり大きいのかなと。

市来:そうですね。あとはいろんな(ジャンルの)人が別個に掘っているというか。プログレファンはプログレ目線で掘っていたり、ジャズファンはジャズ目線で掘っていたり、四方(宏明)さんの『共産テクノ』(パブリブ刊)的な視点だとニューウェーブや電子音楽だったりして。それぞれが全く違う視点で別個に掘っていたので、そこの界隈が混ざらなくて情報が上手く浸透しないところもあったと思います。

山中:自分はやっぱりロックやプログレに根ざしている人間なので、特にプログレに関しては東欧に対して馴染み深い部分もあると思うんですよ。だから一部のスモール・サークルの中では、(東欧のプログレも)わりと人気があるのかなと思っていて。とはいえ一般的に知られているかというとほど遠い状況なので、好きモノとしてはそこの認知度を上げたいという気持ちはありますね。

市来:山中さんの“RED FUNK”というジャンルはすごく画期的だと思っていて。ジャズもプログレもロックも電子音楽も全部一緒くたにして、グルーヴがあるものは“RED FUNK”と括っているじゃないですか。僕も同じように“東欧グルーヴ”という括りで捉えているんですけど、本当にジャンルレスに捉えているんです。

山中:最初に“RED FUNK”と付けた時は、そんなに細かいことまで考えてはいなかったんです。当時“タイ・ファンク”とか“●●ファンク”みたいなものが流行っていたので、(言葉としての)キャッチーさもあって。実際に“タイ・ファンク”にもいろんなものが含まれているので、括りやすいかなと思って“RED FUNK”と名乗ったんですよ。でも今思えば、すごく良かったのかなと自分でも思いますね。

市来:いろんなファンを取り込めるんじゃないかなと思います。例えば東欧でプログレファンだったらSBB(ポーランド)とかSolaris(ハンガリー)、Czeslaw Niemen(ポーランド)あたりはよく知られているけど、つい先日亡くなられたポーリッシュ・ジャズの伝説的巨匠・Zbigniew Namyslowskiなんかは彼らにあまり知られていない感じがして。

山中:確かにそうですよね。知られているところと知られていないところに差があるというか。

市来:ポーランドのジャズボーカル・グループでも、Novi Singersなんかは渋谷系やサバービアの文脈でわりと昔から知られているじゃないですか。でも逆にプログレファンには、全然知られていなかったりもして。

山中:ソ連でもCollage(エストニア)はNovi Singersと同様に東欧の上質なコーラス・グループみたいな括りで、ソフトロックが流行った90年代には同じような文脈で語られていましたね。でもその周りのソ連の音楽が紹介されるということはほとんどなくて…、もちろん局所的にはあったと思いますけどね。

市来:断片的に取り上げられてきた感じですよね。

山中:そうですね。だからなかなか広がりがない中で、どうしたものかなというところはあって。語り口を変えてみたら良いのかなという思いもあったので、この本を書いたというところではありますね。

 

東欧とソ連、2人をその世界へ導いたものとは

 

山中:ちなみに市来さんが東欧の音楽を聴くようになったきっかけは、何だったんでしょう?

市来:僕は元々、プログレ少年だったんですよ。1992年生まれなんですけど、中学の時にプログレにハマって。それこそディスクユニオン新宿プログレッシヴ・ロック館に足繁く通っていたんですよ。『ユーロ・プログレッシヴ・ロック』(片山伸・編著/シンコーミュージック)と『ブリティッシュ・ハード・ロック』(平野和祥・監修/シンコーミュージック)をよく読んでいて、そこに載っているものを探して買いに行っていました。

山中:元々はプログレからなんですね。

市来:それでいろいろと掘っているうちに、イタリアン・プログレにハマったんですよ。プログレの中でもジャズ・ロック系が好きだったので、Areaに一番ハマって。彼らはブルガリアにルーツを持つグループなんですよね。ブルガリアの変拍子の民謡をジャズ・ロック風にアレンジして演奏したりしていて、それにすごく衝撃を受けて、中学・高校時代はずっと聴いていました。

山中:そこでもうすでに東欧とつながっていたと。

市来:この本(『ユーロ・プログレッシヴ・ロック』)の後半に東欧の音楽も紹介されているんですけど、“これ何だろう?”とすごく印象に残っていて。何となく東欧の音楽に興味を持ったのがそのあたりの時期でした。

山中:ある意味、正しいプログレファンから突き進んでいって、今に至るという感じなんですね。

市来:プログレファンの間では、世界中のプログレを聴くという文化があると思うんですよ。そういう中でだんだん、プログレからワールドミュージックのほうに興味が向かっていって。いろいろと聴いている中で当時すごく衝撃を受けたのが、Airto Moreira『VIRGIN LAND』(1974)で。ブラジルのパーカッショニストでチック・コリアのグループに参加したりもしているんですけど、そこでの彼のグルーヴに感銘を受けたんです。

山中:なるほど。

市来:大学に入ってからは、ずっとラテン音楽をやっていて。演奏もするし、レコードも買うしで、ラテン音楽にどっぷりだったんです。卒論もラテン音楽について書いたんですけど、ラテンには社会主義と深い関係にある国が多いんですよ。そこから社会主義国の音楽に興味が湧いてきたところで昔、東欧の音楽を漁っていたことを思い出して、レコードを探し始めたのがきっかけですね。

山中:そういう流れで、東欧の音楽にたどり着いたと。

市来:そこで改めてAirto Moreira『VIRGIN LAND』を改めて聴いてみた時に、クレジットをよく見るとピアニストにブルガリア人が参加していて。Milcho Levievという人なんですけど、ブルガリアからアメリカに亡命してジャズ・ミュージシャンとして成功した人なんです。そういうことを知ったのもあって、ここからは東欧を掘ろうという気持ちになっていきました。逆に山中さんが、ソ連の音楽を聴くようになったきっかけは何だったんですか?

山中:最初は大学生の頃にネットオークションで、Yury Morozovの『Cherry Garden Of Jimi Hendrix』(1993)がたまたま出品されているのを見かけたところからですね。特に(出品ページに)詳しい情報が書いてあるわけでもなかったんですが、“シド・バレットみたいな感じ”とだけ書いてあるのを見て、面白そうだなと思って。

市来:このレコードは、ジャケットもヤバいですよね。

山中:確か1万円台で落札されたんですけど、当時は大学生なので1枚のレコードにそんな額を払える余裕もなくてあきらめたんです。その後、ディスクユニオンで働くようになったある日、お店に届いた商品のオーダー書を見ていたら、どこかで見たことのあるジャケットが載っていて…。それが10数年ぶりに出会ったYuri Morozovだったんです。2014年に再発されたんですけど、そこで自分でも買って聴いてみたら腰を抜かしたっていう…。ソ連の音楽との出会いとしては、それが大きいですね。

市来:なるほど。僕が最初に買ったソ連の音源はGuneshの2in1のCDでしたね。プログレにハマっていた高校生の時に聴いたんですけど、技術の高いバンドというイメージでインパクトが強かったです。

山中:ソ連でもZodiacやGuneshあたりは、昔からプログレの文脈では知られてはいましたよね。ただ、その先にはなかなか行かないというか…。

市来:そういう昔から定番のものしか、未だに知られていないところはありますよね。

山中:自分がその次のステップに行ったのが、Alexander Gradskyの『Romance For Lovers』(1974)というサウンドトラックですね。ハンス・ポコラの『RECORD COLLECTOR DREAMS』という本に載っているのを見て、すごく気になって。後ほど海外の人から買って聴いてみたら、すごく好きになって…というところから広がっていきました。自分は仕事で海外へ買い付けに行くので、現地のディーラーの人から教えてもらったりもしましたね。

市来:山中さんはどこで主にソ連のレコードを買っているんですか?

山中:基本的には、現地のディーラーと直接やりとりして買っています。今となっては知り合いもたくさんいるのでそれがメインですけど、最初の頃はeBayとかだった気がしますね。

市来:僕もeBayやDiscogsで買う中で仲良くなった人たちと、直接取引していて。

山中:東欧の盤に関しては、まだディスクユニオンや他の中古レコード店でも見かけることはありますよね。

市来:売っていますね。東欧ものに関してはまだ5ユーロくらいの安い値段で、良い盤があふれている感じはします。

 

入門編にして、さらなる深みへと誘うディスク紹介

 

山中明×市来達志・特別対談(1)

【山中 Disc 1】Sofia『Sofia』(1976)

【市来 Disc 1】Orchester Sofia『Orchester Sofia』(1973)

山中:では、お互いにオススメの盤を紹介していきましょうか。まず私の1枚目はSofiaの『s/t』(1976)です。ブルガリアのバンドなんですけど、ソ連だけで出している盤もあって。英米のバンドのカバー曲を多く収録しているので、初めての人でも耳に入ってきやすいのかなと。自分のイチオシとしては、スティーリー・ダンのカバー曲ですね。結構ストレートなカバーですけど、ものすごくクオリティが高いのでロックファンやAORファンの方はすんなり入っていけるかなと思います。

市来:それでは僕もせっかくなので、Sofia(※Orchester Sofia名義)の『s/t』(1973)をご紹介します。ブルガリアはソ連文化と似ているところがあって、(ソ連ではポピュラーな)VIA(Vocal Instrumental Ensembleの略)から影響を受けたグループもいるのですが、その代表格がSofiaなんです。ビッグバンド的なサウンドでボーカルもあって、メロディもブルガリアらしい哀愁のあるもので、本当に良い内容ですね。逆にこちらはほぼオリジナル曲で固めているので、山中さんが紹介されたアルバムと両方合わせて聴くと良いんじゃないかなと。RED FUNKのサウンドが好きなら、確実にオススメです。

 

山中明×市来達志・特別対談(2)

【山中 Disc 2】ABC『ABC』(1975)

【市来 Disc 2】Jerzy Milian『Orkiestra Rozrywkowa PRiTV W Katowicach』(1975)

山中:私の2枚目は、ABC『s/t』(1975)です。ジャズロックやブラスロックを下地にしているグループで、このアルバムにもドゥービー・ブラザーズのカバーが入っています。そういった面でもキャッチーですし、ソ連色みたいなものも少し入っていて。若干サイケデリックなフィーリングを感じさせる部分もあるので、いろんなファンにおすすめできる1枚ですね。

市来:僕の2枚目は、Jerzy Milianの『Orkiestra Rozrywkowa PRiTV W Katowicach』(1975)です。ポーランド・ジャズ界の巨匠なんですけど、これはもう世界的名盤というか。ソ連・東欧といったところに関わりなく、僕が今まで聴いてきた中で最高の名盤を挙げるとしてもこの作品になりますね。Jerzy Milianが学生やアマチュアの人たちを集めて作ったグループなんですが、そういう若くてフレッシュな才能をちゃんと料理して、すごく洗練された形に仕上げた作品というか。90年代のサバービア・ブームの時にもわりと紹介されて、東欧の音楽に詳しくない人でもお気に入りに挙げている人が多いアルバムだと思います。

 

山中明×市来達志・特別対談(3)

【山中 Disc 3】Ansambl Saše Subote『s/t』(1976)

【市来 Disc 3】Eva Pilarová『My Czech Favourites』(1973)

山中:私の3枚目は、ユーゴスラビア連邦共和国のAnsambl Saše Subote『s/t』(1976)です。こちらもソウルとかファンク系のグループなんですけど、いろんなカバーが入っていて、その中でも一番メジャーなのがアイザック・ヘイズの「シャフト(Theme from Shaft)」ですね。さらにそれに対するアンサーソングみたいな曲も入っていて。独自色もありつつ、カバー曲もあるので、すんなり耳に入ってくるのかなと思います。先ほどの2枚目はジャズロック~ロック系の人に、こちらはソウル~ファンク系の人に楽しんでもらえる作品かなと。

市来:ラストの3枚目は、Eva Pilarová『My Czech Favourites』(1973)です。自分の中で東欧グルーヴ・クラシックだと思っている、「Léto, Léto」という曲が入っていて。RED FUNKのレコードでも、バックに凄腕セッション・ミュージシャン集団みたいなものがいたりするじゃないですか。ソ連だとMelodiya Ensembleが有名なんですけど、チェコの場合はTOČR(Taneční orchestr Československého rozhlasu/英:Czechoslovak Radio Dance Orchestra)というグループがいて。彼らがバックで演奏しているので、(音楽的には)歌謡曲なんですけど、めちゃくちゃファンキーでグルーヴィーなんです。あと、これはチェコというか東欧全体の特徴なんですけど、コーラス(の音量)がやたらと大きいというのがあって。そういう東欧グルーヴらしい要素が詰まっている作品ですね。

山中:ソ連もそういう独自の魅力として、(演奏者に)素人がいないという点があって。音楽大学を出た本当にアカデミックな素養のある人たちがソウルでもプログレでもサイケでも何でも大人数でやってしまうので、そういったところでも他の英米の音楽とは全く違うものになって然るべきなんですよね。

市来:バックにちゃんとしたミュージシャンが付いているというのは、ソ連と東欧の大きな特徴ですよね。だから、ある意味では均質化されたサウンドというか、“この人たちがいれば間違いない”という感じで内容が保証されている部分はあると思います。

山中:そういうレコードのクレジットをよく見て、バックミュージシャンの人が参加している他のレコードを追っていくのも楽しいんですよね。“この人がバックに付いているから間違いない”みたいなものはありますね。

市来:同じように“この作曲家なら間違いない”という人も結構いますよね。ソ連もそうかもしれないですけど、ブルガリアだと作曲家のアルバムみたいなものが多くて。アーティスト(名義)のアルバムは少なくて、ある作曲家が作った曲をいろんな歌手が歌っているというアルバムが多いかもしれないです。

山中:ソ連でも1人の作曲家や詩人の楽曲を1枚にまとめた作品は多いですね。

市来:それがかえって、掘りづらさにつながっている部分もあって。日本だったらアーティストやバンドのアルバムが当たり前だけど、ソ連・東欧だと作曲家や作詞家のアルバムがあって、普通の人からすると“これは何なんだろう?”と思ってしまうところがあるのかもしれないです。

山中:確かにそうですね。今日はいろんなお話をありがとうございました。最後に今後、市来さんのほうで何か予定されている活動はありますか?

市来:2020年に日本コロムビアからチェコのレコードを紙ジャケットでリイシューしたんですけど、その企画とライナーノーツを自分が担当していて。その続編を今度はディスクユニオンのレーベル「アルカンジェロ」から9月21日にリリース予定です。Synkopy 61という、チェコを代表するロック・バンドのレコードを3タイトル紙ジャケット化します。あと、山中さんも執筆されている冊子『不思議音楽館』に自分もレビューを書いていて。10月7日に発売されるVol.6でも執筆をしています。その他にもいろいろとDJイベントなどもやっていこうと思っていますので、そういった活動もぜひ知って頂けたらうれしいです。

山中:音源を出すのは大事ですよね。私のほうは今回この本を出したように文章を書くのはもちろん、やはり本業はレコード屋なのでレコードを売ることでも広めていきたいです。あとは市来さんとも一緒にやると思いますが、イベントもやっていきたいですね。そういう活動を通じて、こういった音楽の面白さを皆さんにも味わってもらえればと思っています。

 

山中明×市来達志・特別対談(4)山中明×市来達志・特別対談(5)

チェコ・ロック名盤の紙ジャケ再発シリーズ『東欧音楽紀行』、『不思議音楽館 Vol.6』

 

【プロフィール】
 

山中明×市来達志・特別対談(17)

山中明、市来達志

 

山中明(やまなか・あきら)…1979年生まれ。神奈川県出身。2003年より(株)ディスクユニオン所属。バイヤーとしてレコードを追い求める日々の傍ら、レコード文化の発展に寄与すべく各種媒体にてコラムや漫画を執筆中。著書にソ連音楽ディスクガイド『ソ連ファンク 共産グルーヴ・ディスクガイド』、編著に日本初のサイケデリック・ロック・ディスクガイド『PSYCHEDELIC MOODS ‐ Young Persons Guide To Psychedelic Music USA/CANADA Edition』などがある。

市来達志(いちき・たつし)…ベルリンの壁崩壊からちょうど3年後生まれ。レコード会社勤務。“東欧グルーヴ”をテーマに、かつて東欧と呼ばれた地域で制作されたジャズ・ロック・テクノなどのレコードを収集中。東欧グルーヴ専門DJとして活動し、DJイベントはもちろん、レコードジャケット展まで幅広いイベントを主催。世界各国のディープなロックを紹介し話題を呼んだ冊子『不思議音楽館』にも寄稿するなど、ライターとしても活動している。

 

【BOOK】

山中明×市来達志・特別対談(18)

 

『ソ連ファンク:共産グルーヴ・ディスクガイド』

2022年1月20日発売(パブリブ)
価格:2,530円(税込)
ISBN:978-4908468568

パブリブ・商品ページ:
https://publibjp.com/books/isbn978-4-908468-56-8

ディスクユニオン・商品ページ:
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008415678

 

【CD】

チェコ・ロック名盤の紙ジャケ再発シリーズ『東欧音楽紀行』

2020年9月23日発売(日本コロムビア)
価格:各3,190円(税込)

日本コロムビア・商品ページ:
https://columbia.jp/eastern-europe/

ディスクユニオン・商品ページ:
https://diskunion.net/progre/ct/news/article/1/90080

 

 

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Text&Edit:大浦実千

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