音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.2「基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング」【produced by Go! Go! GUITAR】

 

皆さんこんにちは。橋村姫です! 前回の第1弾を読んで下さった皆さんありがとうございます!『100日後にギタボデビュー講座』2回目ということで、今回は楽曲を演奏するための歌とギターそれぞれの基礎スキルを上げる練習法などをご紹介します♪
基礎を伸ばせば完成形の演奏はぐんと良くなるので、今日も楽しみながら頑張って行きましょう!

解説・模範演奏/橋村姫

基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング_01


この記事で学べること

-実技・歌編- 声を強化!ボイストレーニング 

課題曲「♪Start up」間奏に挑戦

-実技・ギター編-パワーコードで弾いてみよう(エレキ用)

-実技・ギター編-オープンコードで弾いてみよう(アコギ用)

 

 

■ -実技・歌編- 声を強化!ボイストレーニング

 

 初回レッスンのコラムで歌は呼吸が大切だと説明させて頂きましたが、

ブレスでしっかり蓄える → 息を使い切って歌う

の繰り返し、慣れてきましたか?

 お次はステップアップをして、歌うために大事な基礎3点

・音程

・リズム

・発声

を強化するためのボイストレーニングをやっていきましょう!

 

 

・声を出す前にリップロールから

 まず、いきなり声を出そうとすると歌うための喉はコントロールしづらいものです。声帯と呼吸器のウォーミングアップだと思って、まずリップロールからやってみましょう♪ 唇を結び鼻歌やハミングをする時の軽やかさで“prrrrrrr...”と音を出してみてください。

☆ポイント☆

 この時、力強く息を吹き込んだり口角が下がって息が漏れたりしないように注意して! 息を送るスピードと吐く息の量を一定にしてやってみよう

 リップロールで負荷のない振動を送り、声帯の緊張が和らいで喉が温まったらお次は実際に声を出して発声練習の本番です!

音程、リズム、発声

 この3点を意識しながら、力任せに声を出さずに省エネルギーで良く通る響く声を目指しましょう。

 動画では2種類の発声練習を紹介しています♪

①123454321(ドレミファソファミレド)

 発声音は“Ko”で軽やかに、響きがこもらないよう注意して。

②1358531 ※オクターブ練習(ドミソ“ド↑”ソミド)

 発声音は“Nei”で鼻腔共鳴を意識しながら。
※上顎から上、目の高さより下の部分。鼻周りの顔の骨に振動をかけて響かせるイメージ

 明るい声色で外の空間に響く声を使ってみましょう♪

 発声練習のパターンは今回紹介したもの以外にもたくさんありますが、この2つは共鳴の位置や喋り声と歌う時に使う響きのある声をしっかり差別化できるのでぜひトライしてボーカルの基礎力を上げていきましょう!

 はじめての発声練習は動く音程やkey(キー)の上がっていくフレーズに声を追い付かせるのが少し難しいと思うかもしれません。でも、反復練習で慣れていけば大丈夫! やる度に前回より声が出しやすくなったことが実感出来るのが1番良いことです。

 ボイストレーニングお疲れ様でした! お声を使った後はしっかり水分補給と心拍数が上がっている息を整えてから歌唱しましょう♪

 

■ 課題曲「♪Start up」間奏に挑戦

 

  そしてお次はギター編!

 前回はこの曲の出だしフレーズ(落ちサビ)で出てくる4つのコードを紹介しました。この曲の間奏のコードはサビで使用しているのと同じ4コードなのですが、頭のフレーズ以降はエレキギターで弾くか(バンドと演奏する想定)orアコースティックギターで弾くか(ソロで弾き語り)によって、使うコードが「パワーコード」か「オープンコード」に変化していきます!

そして落ちサビを演奏した後、この曲はドラムフィル(※ドラムの鳴らす合図)後にテンポが上がります。

 より楽しい気持ちで演奏出来るよう、ここからさらにテンション上げて鳴らしてみましょう♪

 

■ -実技・ギター編-パワーコードで弾いてみよう(エレキ用)

 

 それでは「♪Start up」間奏編突入です〜!

 

 

基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング_02

 

基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング_03

 

・パワーコードとは

 コードの構成音から3度の音を抜いてルート=根音(※1度)と5度の音だけを押さえて弾くコードです。人差指にあたる部分が1度の音、小指にあたる部分が5度の音です。
※3度の音を抜いている関係でメジャーコード/マイナーコードどっちでも使えます。

・いらない音はミュートをする!

 5弦にルート音がくるDとEのパワーコードを弾く時は、5弦を押さえている人差指の先端で少し6弦に触れてあげることでミュートが出来ます。5弦のパワーコード使う時はミュートする事を習慣にしちゃいましょう♪

・右手のストローク

 右手はずっとダウンストロークで弾きます。
※太い弦のほうから細い弦の方面に下ろして弾きます。

 パワーコードは“6弦と5or“5弦と4の関係性で弾いているので押さえている弦だけを狙って弾きましょう。

☆ポイント☆

・手の振り幅がまばらにならないよう注意

・一定のリズムと音量感、スピード統一

・手首のスナップをつかって、弾いたら定位置に手を戻すの繰り返し

 この3つを意識しながら練習!

 意識する事がたくさんあるのでひとつひとつを大切に焦らなくてOK! まずは自分で弾けるテンポから徐々にテンポアップして弾いてみて下さい。

 

■ -実技・ギター編-オープンコードで弾いてみよう(アコギ用)

 

 お次はアコギ編、行きましょう〜!

 

 

基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング_04

 

基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング_05

 

 アコギさんの押さえるコードは落ちサビのフォームと全く一緒です。

・右手のストローク

 右手は全てダウンストロークで弾きましょう。
※太い弦のほうから細い弦の方面に下ろして弾きます。

 エレキverとの違いは、押さえる運指が違うのと右手の振り幅、そしてストロークでアクセント強調))を出すことです。

 コード符の部分に「>」という記号が書いてあると思いますが、そこがアクセントの欲しい部分です!

 アコギ弾き語りで弾く方はドラムなどリズム楽器がいない状態で演奏をするため、演奏のメリハリをつけるためにやってみましょう。

・8分音符で刻み進んでいる間奏

 数え方としては1小節のなかで「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8」となり、2の倍数の部分にアクセントを付けます。
 考え方としては原曲のドラムパートのスネアに合わせてギターのアクセントを付けるイメージです。

☆ポイント☆

・アクセント部分を強く弾くことよりも奇数部分の拍を落ちつけてあげる

・一定のリズムで弾く意識

・手首のスナップをつかって弾いたら定位置に手を戻すの繰り返し

 アクセントを付けたい部分というのは、その前後の音との差が生まれれば強調されます。アクセント以外の刻んでいる部分はベース弦(そのコードで鳴らして良い太い弦)を鳴らし、アクセントの部分は弦全体をスピーディーに手首を振って鳴らしてあげる。この繰り返しでグルーヴ(※良いリズムのノリ)のあるダウンストロークが出来ます。

 アコギの方もまず自分の出来るテンポから徐々に慣れていき、しっかりノリ感とグルーヴの出るサウンドを意識しながら間奏に挑戦しましょう。

 という事で! 今回はお声の強化ボイストレーニング編と間奏をアドバイスさせて頂きました!
 ここからエレキで弾くorアコギで弾くのとで分岐になりますが、皆さんのやり方で挑戦してもらえたら嬉しいです!
 次回は歌と合わさるAメロに進みます!

 それではまた次回のレッスンでお会いしましょう〜!

 

基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング_06

 

 


 

【著者プロフィール】

橋村姫_プロフィール

 

橋村姫

1997年8月29日千葉県生まれ。
シンガーソングライター、歌手。10歳からボーカルとギターを学び始め、15歳からシンガーソングライターとしての活動を始め歌の大会などで数々の賞を受賞。/昭和音楽大学短期大学部 優秀賞受賞し卒業/仮面ライダーギーツ挿入歌『日曜日のノラネコ』歌唱担当/現役ボイストレーナー/バンド"まだ見たことのないセカイ"ボーカル担当海外演奏なども行う。

・Twitter
https://twitter.com/Hime_Hashimura

・Instagram
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・YouTube
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Edit:mysoundマガジン編集部
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