【レコードジャンキー富和】第18話「真夏は油断大敵づら!」

リアルタイムで触れてきた世代だけではなく、若い世代も巻き込みながら盛り上がりを見せている近年のレコード・ブーム。そんな中でレコードの深遠なる魅力をお伝えするべく、ディスクユニオン新宿ロックレコードストア店長の山中明氏が、なんと漫画の連載をスタート! 得意のイラストを武器に間口はより広く、しかしディープな内容をポップにご紹介していきます。
第18話では、富和とフレディのオッチャンが中華料理屋で食事中の場面からスタート。真夏も相変わらずレコ掘りに夢中の富和に対して、オッチャンから夏らしい場所へのお誘いが。そんなこんなで、2人で出かけることになったようですが…。
せっかく買った大事なレコードを真夏の車中に置き忘れちゃ、ダメ絶対! というエピソードから水族館を満喫した2人。かと思えば、最終的にレコの話になってしまう、これぞ“レコードジャンキー”なお話でした。
★今回のレコードMEMO★
レコード、もっと言えばレコード探し(a.k.a.掘り、ディグ等)って楽しいですよね! ただ、レコード探しだけに熱中し過ぎると、徐々に金銭感覚がマヒしてきたり、なんだか周りが見えなくなってきて世間ズレしたり、なんなら探すことが主目的になって、かえって音楽が遠くに行ってしまったり……そんな不健康な状態に陥ってしまうこともあるワケです。
そんな時は視野を広げて、レコード以外のことに目を向けてみましょう。巡り巡って、改めてレコードの良さが染みることもあるものなんです。
ただ、探すジャンルを変えてみるとか、行ったことがないレコ屋に行ってみるとか、レコードから離れなくたって、もちろん気分を変えることはできます。でもそんなことを繰り返していくうちに、気づいた頃にはレコード沼の深みに足を踏み入れて、さらにヒートアップしてしまうことになるんですけど……。
ではまた次回をお楽しみに!
<登場人物 プロフィール>
富和(とみかず)
3度の飯よりレコが好き、ナチュラル・ボーン・レコード・ジャンキー。
好きな音楽はブリティッシュ・ロック。高円寺在住。
ヴァシュちゃん
レコード初心者なオテンバ娘。
レコ部の紅一点.。
キューくん
富和の同級生。
顔も趣味も度を越しているが、根は優しい富和の良き友達。基本CD党。
フレディのおっちゃん
富和の一番のレコ友。
QUEENに全てを捧げる漢。
ボビー
クールに決めるレコード仕事人。
数少ない富和憧れのディガー。
マック店長(テンチョー)
富和行きつけのレコ屋、ディスクオニオン高円寺本店の店長。
Text&Comic:山中明(ディスクユニオン)
Edit:大浦実千